のきばトーク04
https://www.youtube.com/watch?v=8H4fumWhxD4
agenda
・読んでおいたほうがいいよベスト100に入る一冊→ダニエル・カーネマン『ファスト&スロー』 ・セルフマネジメントの文脈で役に立ちそうな知見が大量に散らばっている
・計画の錯誤について
・「システム2」が起きない
・長期の見通しは、「立たない」
・GTDの本は、認知容易性が高く、信頼しやすく書かれているのだと思う ・本を書く時の、ひとつの、おそらく正しいやり方→読者が思い出しやすいように書くべきだと思う
・GTDの「計画」から「着手」、そして「実行」について
本編
・倉下:導入にあたる上巻の「はじめに」と「第一章」がとても丁寧
・倉下:スタンスとして学術本のノリだが実用書にもシフトしてあり、本の構成としては見事
・佐々木:この本を、最初に読んだ時には、先送り防止のための本として捉えた
・佐々木:「システム1」を追認する「システム2」
・佐々木:先送り防止のシステムを二通り考えた
→「警告音を発するチェックリストを使う方法」「システム2をきちんと作動させる方法」
・倉下:どちらかというと、僕は「システム2を鍛える」方向が好き
・倉下:「システム2」の働きは認知資源の量とたぶん激しく関わっている。認知資源の量を豊富にすれば、「システム2」は少し働きやすくなるのではないか
・倉下:計画の錯誤→セルフマネジメントの失敗の代表例
・倉下:経験がない事柄については、フィードバックが働かないので、直感は必ず失敗する、という類のこと
・佐々木:タスクシュートを使っていて思うのは、時間の見積もりはなぜ短いほうに間違うのか、ということ ・倉下:人間のバイアスは基本的に楽観性があるように働くのではないか
・佐々木:「システム2」が起きずに済む追認というのは、「システム1」が行っていることと変わらないのではないか
・佐々木:ストーリーを「システム1」がでっち上げ、「システム2」がそれを信じる、ということを押し止める工夫
→タスクシュートを使うと翌日の一日分の見通しはかなり立つが、二日目以降は難しい
・佐々木、倉下:長期の見通しは、立たない
・佐々木:GTD本を読んでいると、できるような気がするのが不思議
・倉下:「ファスト&スロー」にも認知容易性が高いほど、信頼しやすいと書かれている。GTD本は、非常に上手く書かれているんだと思う
・佐々木:ヒューリスティックでは。思い出しやすいほど、起こりやすいと思う、という。GTDの本にある事は全部思い出しやすい。丁寧に書かれているためにシチュエーションをいちいち思い出せる
・佐々木:だから、本を書く時の、ひとつの、おそらく正しいやり方は、読者が思い出しやすいように書くべきだと思う
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