米中対立の先に待つもの
中国の対米政策もコロナ・パンデミックを境に大きく転換 理由
米中関係の回復が見込めそうにないと見切りをつけた
2020 年を境に、中国の対米感に大きな変化 : 中国の経済発展
時間が経てばアメリカは衰退して中国が勝てる、という楽観
中国における問題 : 格差拡大
2021 年 8 月、習近平主席の 「共同富裕」 発言 貧富の格差拡大を懸念してのことだと考えられる
2021 年のネット上の流行語がそのことを示す
所得格差よりも資産格差が問題
不動産バブル
ゾンビ企業の処理を先送りし続けてきたこと (暗黙の政府保証) 格差是正には課税強化しかない
不動産価格の急落も暗黙の政府保証の廃止も、大きな問題を発生させる
中国のこれまでの経済政策
2000 年代は中国経済成長の黄金時代
成長率低下による社会不安定化を恐れて、4 兆元の投資刺激策
それ以降も、成長率が低下するたびに景気刺激のアクセスを踏む習い性に
2009 年以降、特に固定資産投資が増加
中国の不動産バブルは暗黙の政府保証などで崩壊はしないが、それによって富の配分の歪みが発生しているという問題
中国は、左派と右派の間で振り子のように揺れている
右派 : 権力の監督を重視し、西側価値観に理解を示す、経済面では市場の働きを重視し、資本市場による監督を重視、外交面では国際協調
中国の自虐意識は薄れてきた
30 ~ 40 年前は中国は遅れていると考える中国人が多かった