期日までのゆとり
プロジェクトのワークグループの完了日は、ワークキューレポート[Cunningham,1995]内に残っている作業の見積もりから算出される。 各ワークグループについて、最も時間のかかる作業の最短の完了日をデリバリーが求められる厳しい期日と比較しよう。 その差が「完了までのゆとり」だ。
どんなグループにも自分たちの労力を可視化する義務がある。 そしてその際には、究極の危険信号となるものを用いなければならない。 それが期日までのゆとりがない状態だ。 ゆとりが消えるのは、開発という活動が基準となる作業と突きあわせるのに失敗したときだ[Cunningham,1995]。
決められた日に何かしらデリバリーすることの方が、すべてを遅れてデリバリーするよりも重要
常にそうなんだろうか? nobuoka.icon
作業の分割 を使うことで、うまくいかない作業を延期しつつ、動いているパーツや重要なパーツについては期日を守れる 事前の告知が必要 (あらゆるものを遅らせて良いわけではないので)
期日までのゆとりを機能させるためには、ゆとりを最初から算出しておき、少なくとも週に一度は計算しなおすこと
ゆとりの傾向を見ておく
毎週 2, 3 日程度の幅で変動するが、どんどん減っていくようであれば注意が必要