日本における結婚の歴史
1680 年における 31-35 歳男性の有配偶率は、73.1 % (下人の人数も含む) 1720 年におけるそれは 68.3 %
1920 年における 30-34 歳男性の有配偶率は 87.6 %
1950 年のそれは 90.1 %
1700 年ごろには 3 割程度の無配偶率が算定されていた
1920 年における無配偶率が 2 割余であったこと、そして 1950 年においてはそれが 1 割弱に減少したことは、日本社会が第二次世界大戦後において 「皆婚社会」 に突入したと言える ちなみに、1950 年における 40-44 歳男性の有配偶率は 95.0 %、同年における 30-34 歳女性の有配偶率は 83.3 %、そして 40-44 歳女性では 82.1 % であった。 男性に比べて女性の有配偶率の低さは、戦争の影響によっていると思われる。 2 つの年齢階層における女性の有配偶率が 9 割に近づくのは、1970 年以降においてである。 「皆婚社会」 は、より幅の広い階層に属する人びとの結婚に対する社会・経済的障壁が緩和されたことによって成立したと考えられる。
関連