ヒト免疫不全ウイルス
en : Human Immunodeficiency Virus
略 : HIV
1980 年代に発見されたウイルス
一本鎖からなるレトロウイルス (RNA)
人の免疫機能を司る CD4 細胞というリンパ球に感染して細胞を破壊し、結果として人の免疫機能そのものを破壊する
HIV に感染した結果、免疫が低下して起こる病気を後天性免疫不全症候群 (AIDS : Acquired Immunodeficiency Disease Syndrome) という
発症まで数年の潜伏期間がある
HIV の起源はアフリカ中部のコンゴ盆地であるとする説が有力
アフリカ中部に生息する霊長類 (特にチンパンジー) の持つウイルスと酷似している
HIV の発見
1984 年、アメリカ国立衛生研究所の Robert Gallo (ロバート・ギャロ) 博士が AIDS の原因を解明した、と発表
ウイルスを HTLV III と命名
1983 年にも、パスツール研究所の Luc Montagnier (リュック・モンタニエ) らが原因ウイルスの分離に成功して発表済み
ウイルスは LAV と命名されていた
最終的には HIV と命名された
参考文献
クィア・アクティビズム ― はじめて学ぶ <クィア・スタディーズ> のために