IRとIEの包括的な推進に関する事例検索システム
本システムは、「IR&IE架け橋(bridge)プロジェクト」による「IRとIEの包括的な推進に関する調査」(2019年12月~2020年1月実施)において回答された事例の検索システムです。 ↓↓↓ 本システムはこちら ↓↓↓ (Googleスプレッドシートで作成)
https://gyazo.com/4062774ea5c0ae912280921057ce60dc
本システムについて
「IRとIEの包括的な推進に関する調査」(後述)にて得られた回答のうち、本システムへの使用の許可が得られた40名の回答を使用しています。
自由記述の回答において、大学を特定し得る固有名詞が含まれている場合は、これを一般的な語に置き換えたものを使用しています。
本調査へご協力いただいたみなさま、また本システムへの回答の使用許可をいただいたみなさまへ心より感謝いたします。
なお、本システムについては、MJIR2020(第9回 大学情報・機関調査研究集会)(2020年11月)において、「IRとIEの包括的な推進に関する事例検索システム」(近藤伸彦(東京都立大学), 山本幸一(明治大学), 鳥居朋子(立命館大学))として発表しました。(発表スライド, 予稿集論文) ぜひ本システムを試用いただき、忌憚のないご意見をいただければ幸いです。みなさまのご意見をもとに、本システムおよびTipsを継続的に改善・発展させていきたいと考えています。
《ご意見はこちら》 kondo@tmu.ac.jp(近藤伸彦・東京都立大学)
「IRとIEの包括的な推進に関する調査」および「IRとIEの包括的な推進のためのTips」について
「IR&IE架け橋(bridge)プロジェクト」により実施した本調査は、日本の大学のIR担当者89名を対象に、2019年12月から2020年1月にかけて著者らがオンラインで実施したものです。本アンケートには76名の回答があり、これをもとにTipsを構成しました。本Tipsは[1]にて報告しています。
本Tipsは、3つの柱と13のTipsから構成されます。これらは、図1に示すように、IE(継続的改善)を支えるIR活動として重要と思われる3つの観点をそれぞれ「柱」として仮定し、これらがアンケート回答者の大学においてどの程度達成されているか、およびその理由や具体的事例を回答してもらい、その内容を定性的に分類してTipsの形にまとめたものです。3つの柱と13のTipsは以下の通りです。なお、これは[1]に示されたTipsを日本語で表現したものです。
《柱1:教職員や学生とのパートナーシップ》
Tips 1-1 組織設計・環境づくり
Tips 1-2 データを活用した会議・研修
Tips 1-3 組織の文脈をふまえたIR
Tips 1-4 学生からの意見収集とフィードバック
Tips 1-5 大学運営への学生の参画
《柱2:リーダーシップへの効果的な報告》
Tips 2-1 IE(評価)とFD(教育開発)とIRとの総合的マネジメント
Tips 2-2 継続的かつ規定された学長のリーダーシップ
Tips 2-3 自大学の固有の文脈の理解
Tips 2-4 定義(規定)されたデータマネジメント
《柱3:有効な学習成果アセスメント》
Tips 3-1 多面的な学習成果アセスメント
Tips 3-2 基礎的なデータのわかりやすい可視化
Tips 3-3 目標に照らした学習成果アセスメント
Tips 3-4 国際的に通用するアセスメント
https://gyazo.com/842480413ab1896c64d667b25d46387b
図1 IEを支えるIR活動の3つの柱([1]より引用)
[1]Tomoko Torii, Nobuhiko Kondo, and Koichi Yamamoto (2020), A Holistic Approach to Successful IR/IE: The necessary conditions for creating a bridge between IR and IE, AIR Forum 2020.
「IR&IE架け橋(bridge)プロジェクト」
鳥居朋子(立命館大学)
近藤伸彦(東京都立大学)
山本幸一(明治大学)"