三日間外にいたら熱中症になった話
※この記事は、自己の体験に基づいて記載しているものであり、医学的根拠等は一切ありません。この記事の内容を過信せず、おかしいと思ったらすぐに医療機関に相談するか、救急車を呼びましょう。なお、この記事において自分が行っている処置は全て、インターネットで医師が直接書いている記事や、厚生労働省などといった政府機関のホームページ等、信頼の置けるサイトのみから抜粋しています。
夏の大敵「熱中症」。長時間炎天下に晒されることによって、身体の体温調節機能が破壊され、体温が上がってしまう病気のことです。
今回、自分がそれを体験したので、
発生当時の状況
どのような症状が出たか
どのような処置を取ったか
を、時間の経過とともに記述しておきます。
ちなみに、自分の平熱は36.3℃なので、どのくらい熱が上がっているのか参考にしてください。
7/30
四国遠征1日目スタート。朝8時松山駅到着後から日没まで、ほぼ直射日光に晒されている状態。ただしポカリスエットをこまめに飲んでいたので、脱水症状にはならなかった。0時就寝。
7/31
この日は朝6時半から日没まで外出。移動こそ少なく、水分も摂っていたものの、激しい日焼けで腕が火傷に類似する状態になる。しかし、腕に痛みはなかったので、通常通りの睡眠を取る。0時就寝。
8/1
この日は1日と同様の日程をたどるつもりであったが、成果が得られなかったことと熱中症のリスクを考えて午前で日程を変更することに。午後は水分補給をしつつ基本的に涼しい場所にいたが、夕方ごろから腕に寒気が走るようになり、腕が腫れ始める。腕の赤い部分が一部紫色になる。坂出に移動して0時半就寝。
8/2
この日は朝から外出。朝は曇っていたものの、昼から快晴状態となり、直射日光を浴びる。依然として腕に寒気が走っていたため、夕方ステロイド系抗炎症薬を購入し、塗布。結果寒気は引くことに。この辺りから体温が上がり始め(36.8℃~37.1℃)、汗をかかなくなる。幸い、宿泊先のホテルに水風呂があったため、そこで15分程度身体を冷やす(36.5℃まで体温低下)。0時就寝。
8/3
10時起床。それと同時に体温計測したら依然として36.9℃であったため、予定を全てキャンセルし、できるだけ涼しいところに移動。その結果、体温が下がる(36.4℃まで低下)。しかし、暑いところに移動すると即座に体温が上昇(36.9℃)。そのため、銭湯で水風呂がある場所を探し、1時間程度冷水でシャワーを浴び、水風呂に浸かる。その結果体温低下(36.5℃)。この時から、以下の症状が散見されるように。
依然として汗をかかず、体温だけが上がる。
足がつったような感覚になる。
食べ物や飲み物の味がしなくなる(ただし、カリウムやナトリウムの入った飲料を飲むと回復する)
それでも涼しい場所で休んでいると体温が下がったため、バスで帰宅。
8/4
帰宅直後に検温すると37.1℃であったため、すぐに身体を冷やして(氷枕、首元に保冷剤、エアコンの効いた部屋)睡眠を取る。経口補水液を飲む。夜になると体温が下がる(36.5℃)。
8/5
朝起きて検温すると36.9℃であったため、すぐにエアコンをつけて身体を冷やす。極力動かないようにしつつ水分補給と身体冷却を繰り返した結果、身体機能が回復し、汗が少し出るように。しかし、外出するとすぐに体温が上昇してしまう。一度37.5℃まで上昇してしまうが、すぐに冷やすと低下。(36.9→37.1→37.5→36.8→36.5)
8/6
起床し検温したら36.4℃であったため、ほぼ回復。汗も出る。念のためしばらくは涼しい室内で活動し、外出は極力控える。
ということで、以下自分が体験した「熱中症の症状」をまとめておきます。なお、新型コロナウイルスや風邪の症状である「咳」「倦怠感」は全くありませんでした。
日焼けで腕が腫れ、寒気やヒリヒリするような感覚が一定時間おきに来る
汗が出なくなる
外に出るだけで体温が上がる
0.5~1℃の範囲で、熱が上がったり下がったりする
足がつったような感覚になる
味がしなくなる←これは新型コロナウイルス感染者特有の症状であるかのように思われがちですが、単純にナトリウムやカリウムが不足している場合にも起こるようです。
正直、熱中症がここまで長期化するものだとは思っていませんでした。今この記事を書いているのも、エアコンを効かせ扇風機をそばに置いている部屋です。
マスクが外せないこのご時世で、熱中症になる可能性は例年より高まっていると予測されています。熱中症は遅れてやってきます。身体の機能が破壊されるので、それを修正するために長期化もします。一番の対策は、「熱中症になるようなことをしない」ことです。当たり前ですが。
長い自粛生活をしてきて遊びたい方もいらっしゃると思いますが、屋外で遊ぶ際は自分の体にも気を配ってあげましょう。自分のような状態になっては手遅れです。