2021.10.03 ひたちなかのミキ
ローカル線撮影のため、茨城県ひたちなか市に行ってきました。その記録。
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朝7時に家を出て、武蔵野線、常磐線を乗り継ぎ、取手駅へ到着。
目的地の「勝田」へ向かうためにはここで降りる必要もなかったのですが、後述する節約術を使うため、この取手で一旦下車します。
常磐線は青いやつと緑のやつがいますが、取手から先は青いやつしかいません。
茨城県石岡市に「地磁気観測所」という国営施設があるのですが、直流電源で電車を走らせてしまうと、電気を流している部分から磁場が発生してしまい(理科でやる「右ねじの法則」ってやつです)、正常な地磁気が観測できないのです。そのため、近くを走る常磐線は取手から磁場干渉の少ない交流電源を用いているのです。そして、交流電源と直流電源の両方を走行可能なのは青いやつだけなので、取手から先は青いやつしかいないというわけです。
なお、他に地磁気観測所周辺を走る鉄道はつくばエクスプレス、関東鉄道、真岡鐵道がありますが、つくばエクスプレスは守谷(モリアではありません!)からつくばまで交流、関東鉄道や真岡鐵道は全線全区間非電化(ディーゼルエンジン駆動車)となっています。
閑話休題。
取手で用事を済ませ、再び乗車し、勝田駅へ。
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勝田駅。地方中枢駅って感じですね。隣の水戸はもっとデカいですが。
ここで目的のローカル線に乗り継ぐのですが、回送列車を置いとく線路に気になる車両が止まっていたので撮影。
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常磐線 E653系K70 勝田留置線
もともと「フレッシュひたち」で使用されていたE653系を団体専用車に改造したものですが、いわゆる「国鉄色」をまとった車両となります。めちゃくちゃカッコいい。
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さて、勝田から今回の目的「ひたちなか海浜鉄道」に乗り、撮影開始。
この車両は「キハ11」といって、JR東海から引っ越してきた車両です。といっても完全に引退したわけではなく、JR東海でも一部路線で現役。
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こんな感じのローカル区間で撮影開始。
今回撮影するのはこちらのキハ11ではなく、今回走行していたうちのもう片方です。
それがこちら。
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ひたちなか海浜鉄道湊線 ミキ300-103 普通阿字ヶ浦行 高田の鉄橋
こいつです。
この車両、元は三木鉄道という会社で活躍していたものですが、2008年に三木鉄道線が廃止になり、ひたちなか海浜鉄道に譲渡されたという歴史を持っています。
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にわとりは2年前ぐらいからこの車両を撮影したかったのですが、このミキ300はひたちなか海浜鉄道のほかの所有車と連結できない関係上、なかなか走行しない車両のため、確実に撮影できる機会を窺っていました。
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ミキ300を最初に撮影したら13時を回っていたので、昼食を摂るべく那珂湊駅へ。
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那珂湊駅ホーム。
ホームは整備されてしまいましたが、Beatmania IIDXの曲「シュッパツシンコウ・シサカンコ」に出てくるあの駅です。
ちなみに、動画内で出てくる右の車両はキハ37100で、左に入ってくる車両はミキ300です。
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那珂湊駅から10分くらい歩いたところにある港で海鮮丼。
地元で取れた海の幸をすぐいただけるのは港の強みですね。
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戻って那珂湊駅。引き続きミキ300を撮影していきます。
弐寺「駅猫のワルツ」の最初っぽいアングルで撮ってみた。
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ミキ300車内。実はこのミキ300、「のんのんびより」にも出てくる車両です。
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那珂湊から移動して「中根」で下車。この辺りは開けているので、のびのび撮影できます。
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半分逆光ですが、むしろシルエットっぽくなってて悪くないかも。
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一面の緑に派手な色の単行列車が似合いますね。
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夕暮れで色づく田んぼを駆ける。
これで撮影終了。時間があったので、終点まで行くことに。
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終点、阿字ヶ浦駅です。
阿字ヶ浦海岸が近く、温泉施設もあります。
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勝田に戻った後は、勝田駅前の駅そば屋で唐揚げ納豆蕎麦をいただきました。
一日中同じ車両を撮影し続けていましたが、濃い遠征となりました。
今回の遠征費ですが、とある節約術を使っています。それは、「途中からフリーきっぷを使う」ということです。
にわとりの地元である浦和から勝田の往復分とひたちなか海浜鉄道のフリーきっぷを計算すると、通常価格は以下の通りになります。
浦和〜勝田 往復4,620円(片道2,310円)
ひたちなか海浜鉄道フリーきっぷ 600円
合計 5,220円
しかし、茨城県内のJR、真岡鐵道、ひたちなか海浜鉄道、関東鉄道、鹿島臨海鉄道が乗り放題となる「ときわ路パス」を、同パスの南限である取手から使用すると、このような計算になります。
浦和〜取手 往復1,460円(片道730円)
ときわ路パス 2,180円
合計 3,640円
単純往復より1,580円の節約です。ただし、ときわ路パスはフリーエリア内でしか販売していないものなので、取手で降りるという手間がかかります。
このように、フリーきっぷは工夫して使用することで節約することもできます。
ご旅行の際は、フリーきっぷの併用も検討してみてはいかがでしょうか。