銀座マダミス会2025-08-14
nishio 今日やったマーダーミステリーは論理的整合性が低くて推理側は不満だったようだけど、犯人の僕としては議論が混乱して都合が良かったな。整合性高いと犯人役は辛い。 まあ論理整合性高いマダミスで「これを全員が開示したら犯人特定に至るな」という情報を、論理で読み切って他人の回答を推測し、他人の開示前に開示することで「後出して自分も同じだという人が怪しい」というプレイをしたことはあるので、それはそれで面白い気はする。
nishio 論理的思考能力の高い人が多いマダミス会では論理的整合性の高いマダミスであるときの犯人役が辛くなる度合いが大きいのではないか。 nishio 囲碁で相手にハンデをつけて戦うとき、追いかける側は間違いが誘発される盤面にして、相手が間違えたときにそれを最大限に活用しようとする。 これをマダミスに置き換えて考えると、なるべく混乱が起きるようにした上で、他人が行った誤った推測に報酬を与え、正しい推測に注目が集まらないようにする
nishio 人間より機械の気持ちの方がわかるので相手が論理的思考をすればするほど手玉に取りやすくなり、逆に表情とか振る舞いの積極性とかをみられると弱くなる。という仮定が正しいとすると、僕の発言を無視して非論理的シグナルにだけ注目すればいい。それは確かにやられると辛い気はするな… nishio 「他人が推理してからそれに賛成したり質問したりしているだけで、自分から推理してないし反論もしてないよね」と言われると辛い感じがある その後のチャット
なんか意識の外にいる
精査が後回しになる
怪しまれないように情報を出すのがうまい
追求されてもしどろもどろしない
AIの考えた対抗策が「初期から集中砲火」と「メタ読み」
初期から集中砲火は酷いw
情報がない状態で追及されてついた嘘が「情報カード公開」とか「複数人の証言」とかで否定されるとどうしようもないよなー
「なぜか精査が後回しになる」のは、あんまり自覚的にやってないけど「場のトピック」が自分にならないように振る舞ってるかも
犯人は注目が集まって質問されたり周辺情報が集まったりすると都合が悪いので
誰かが仮説を立てる、それが自分の知ってる事実に反しているとき、その仮説が追及されることは有用
その仮説によって自分でない人が追及されると、その人が反論し始めてさらに有用
二人がバトルをしたら他の人はどちらかが犯人だと思う
「意識の外にいる」も似たニュアンス
自分でないところに議論のフォーカスが向かうようにすると、自分はフォーカスの外になる
「怪しまれないように情報を出すのが上手い」
基本的に聞かれてから出したらニュートラル、聞かれてから詰まったらマイナス、聞かれる前に情報開示したらプラス、だよね
全員が何かを開示する流れになったら、ビリは避ける
ビリはコンフリクトしてもしなくてもマイナス
先に出した情報が後から別の人が出した情報とコンフリクトした場合、どちらかが怪しい、二択、となるので、避けたい
しかしコンフリクトするリスクを恐れて後回しにすること自体がマイナス
全員のを聞いてから矛盾しないのを答えただろという批判に反論できない
全員のを聞いたら矛盾しない解がないこともある
さっさと答えて一人と矛盾する方がマシ
でも二人と矛盾すると割と辛い
そもそも全員が開示する流れになるのは避けたい
犯人に不利
犯人以外で開示に否定的な人がいるといいね
全員開示を避ける流れになるのを期待しつつ、ダメそうならその人より先に開示するw
「追求されてもしどろもどろしない」
することはあると思うが…
考えられるパターン
1: 犯人であるとわかった時点で嘘のストーリーを作ってある
本人の中では嘘ではなく、自分の認識した事実として(真の事実と異なることを)答えてる
他人とコンフリクトしても「自分の認識としてはこうだ」と自信満々で言える、そう認識しているのは事実なので。
2: その場で嘘をつくのではなく「えっ、ちょっと待って思い出す」とか言ってハンドアウトを確認する
その結果「えーと、ちょっとわからないなぁ」と答えたら書いてないと思う
そもそもしばらく時間をかけてたら他の人が話し始めて飛んだりする
真摯にハンドアウトを確認しようとしてた姿勢が「犯人っぽくなさ」と映る
3: 実はしどろもどろしてるが、プレゼンテーション慣れしてる人が緊張してても緊張してないように見えるのと同様に、堂々として見える
そもそも論理的整合性って論理で犯人特定に至ることだと思うけども、それはあんまり複数の簡単な証拠で犯人を指し示したらゲームにならないからギリギリにしてある
ギリギリにしてあるなら壊すのは簡単
ヒントが数件握りつぶされてるとか、自信満々で誤情報を混ぜるとか(自分が流さなくても他人が間違った推論をしたことを覚えておいてリマインドすれば良い)
作者が消しきれてない可能性を見つければ、絞りきれなくなる
自分ではない人Xが、Xが犯人であるという疑いを晴らそうとして正しくない可能性提起をすることがある、とても有益
誰かがそれに反論すれば自分ではない人のバトルになる
誰も反論しなければ、それは可能性として存在している、というコンセンサスが得られたことになる
よくある方法「自殺や事故の可能性はある?ルールブックで明確に否定されてる?」
投票ルールで自殺や事故の投票指示があるならそれを明確にすることで選択肢を増やせる
「〜という情報は事実なんだっけ?」
あらゆる単語にはいくつもの解釈がある
一人だけ除外されるヒントがN-1件ある
除外されない人が2〜3人になった時点で、誰かが自衛し始める
その自衛ロジックが崩せればよい
注目を集めた人が自滅する
振り返って考えると、自分が嘘をつくのではなく、他人が行った誤った主張を覚えておいて再利用するのが得意かも
なので他人が間違える前に自分が詰められると弱い