道徳の系譜学
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道徳の系譜学
道徳の系譜
ニーチェ, 中山 元
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ニーチェが目指したのは、 たんに道徳的な善と悪の概念を転倒することではなく、西洋文明の根本的な価値観を転倒すること、近代哲学批判だけではなく、学問もまた 「一つの形而上学的な信仰に依拠している」 として批判することだった。ニーチェがいま、はじめて理解できる決定訳!
学問も信仰に依拠している
序文
自己認識という難問
認識の樹
アプリオリな問い
道徳の系譜学の前史
同情の哲学
道徳の危険性
道徳の歴史の重要性
読解の修練
第一論文「善と悪」と「良いと悪い」
イギリスの心理学的な道徳研究の功績
「良い」と「悪い」という概念の起源
有用性の仮説
良いと悪いという語の語源
戦士としての良き者
司牧者階級における危険な転換
清い、不浄な、という概念
ユダヤ人による価値転換
イエスという「道具」
協会の役割
ルサンチマンの人間の特性
高貴な種族と凡庸な種族
人間に倦むこと
弱き者の自己欺瞞
理想の製造工場の魔術
理想がどう生み出されるか
天国と地獄
ローマとユダヤの戦い
タキトゥス「年代記」: 「ローマ対ユダヤ、ユダヤ対ローマ」
これからの問題