道徳の系譜学
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ニーチェが目指したのは、 たんに道徳的な善と悪の概念を転倒することではなく、西洋文明の根本的な価値観を転倒すること、近代哲学批判だけではなく、学問もまた 「一つの形而上学的な信仰に依拠している」 として批判することだった。ニーチェがいま、はじめて理解できる決定訳!
序文
道徳の系譜学の前史
イギリスの心理学的な道徳研究の功績
「良い」と「悪い」という概念の起源
良いと悪いという語の語源
司牧者階級における危険な転換
清い、不浄な、という概念
ユダヤ人による価値転換
イエスという「道具」
協会の役割
高貴な種族と凡庸な種族
理想の製造工場の魔術
天国と地獄
ローマとユダヤの戦い
タキトゥス「年代記」: 「ローマ対ユダヤ、ユダヤ対ローマ」
これからの問題