過去の自分の書き物と今の思考の結合支援
2015-07-13に書かれた、過去に自分が書いたものが今の思考と結合することを支援する方法の議論
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過去の自分の書いたものを何かの理由で読み直したりすると「あっ、こんなこと書いてるじゃん、これいま考えてるアレに応用できるぞ」ってことがあるんだけど、このプロセスをソフトウェアもしくは方法論によって強化できないかなー。
これに似てるけど違う「あっ、これに関しては前に書いた気がするけどどこかな」がある。
存在することがわかる、どの辺りに存在するかがわかる、どこにあるかがわかる
関係あるかもとわかる、関係があることがわかる、内容がわかる
検索エンジンは、関係ありそうなキーワードで検索することで関係ありそうな文書の場所を教えてくれる
「検索したら関係ありそうなものが見つかる」と気づいていない時はどうする?キーワードがわからない時は?
近藤 秀樹 常に人に話しておくと,勝手に関連づけてくれて便利! その人はどうやって関連付けをしているのだろう。それがわかればコンピュータがかわりに全部読んで関連付けしてくれるかもしれない。
細かく言うと、あらかじめ文書をタームベクターにしておいて、全組み合わせの類似度を計算しておく。ある文書を提示するときに、ついでにその文書と類似度の高いいくつかの文書も出す。
「ある文書を提示するときに、それと類似度の高い文書を提示する」というアプローチでは「今考えていることに有用」と気づくためには「今考えてること」を新しく言語化して入力する必要がありますよね。その言語化が支援したいことの場合は鶏と卵…と思ったのですが、よく考えるとキーワードを幾つか上げていくだけでもいいんですよね。そのアプローチでいいのかも…。
山下 達雄 そうそう。入力に関しては、考えを文章にせずに単語ベクトル(つまりは複数キーワード)にしてしまえばよいのですよ
西尾さんならば、「word2vecによる知的生産術」「word2vecによる発想支援」とかそういう路線で言ってみたら?w そういうの考えたんですけど、単語がベクトルになると「Bag of ベクトル」の間の類似度をどうするんだとか悩ましくて…
山下 達雄 えいやっと全部たしちゃえば?
word2vecをdoc2vecに、みたいな論文もあるみたいなのでなにか方法があるかと。まあ、たぶん文書内の全単語の平均ベクトル出して文書のベクトルとしちゃうみたいな乱暴な方法で機能しそう
Wikiをどう使うと「過去に考えていたことが今考えていることに有用だと気づくプロセス」を強化できるのでしょうか?
増井 俊之 Gyazzの場合、同じキーワードを使ってるページが表示されるので昔の考えを思い出す可能性があります。 なるほど、同じキーワード。そのキーワードは形態素解析とかで抽出するのですか?人間が付けるのですか?
増井 俊之 人間がつけます。
キーワードというか、ページ名ですね。ページ名とキーワードの区別がありませんので。
なるほど。今想定していたのはブログ記事とかFacebookへの投稿とかだったのですけど、今からでもWikiに移植していくと今後の思い出し強化に有効かもしれないですね。
増井 俊之 私は自分のページが数千枚あるので温故知新しています。
ところでこのグラフ的なものは何ですか?
大久保 康平 evernote には過去の関連ぽい記事をサジェストする機能がついてるのでどうか