連想のストックとしての外部脳
Scrapboxの提供する体験の良い特徴を言語化しようとして連想のストックという表現が生まれた 言語や文化の違いによって、それぞれの概念の「近さ」は変わる
英語圏では春(spring)とバネ(spring)は近いが、日本語圏ではまったく近くない
むしろ日本語圏ではバネ(bane)と跳ねる(haneru)が近い
同じ言語を使っていても、それまでに見聞きしたことによって個々人の中の距離はマチマチ
距離は主観的
これによって、ある人が「近い」ので連想したものを、他の人は「遠い」ので連想しない
なので他人の連想を見ることが「それとそれをつなげるのか!」という驚きになる
このつながりが思考を発展させる時の高速道路になる
同じ高速道路を共有する人は同じところに素早く行ける
しかし高速道路から離れたところに行くのは時間が掛かる
違う概念体系を持っている人との会話がこれを手助けする
もう一段メタ
自分は結合していないような二者A,Bを結合している人がいる
逆も同様に自分はB,Cを結合しているが相手は結合してなかったりする
この「結合」の交換によって、互いに単独では結合してなかったものが結合される
AとCが結合される