逃げ続けるSNS
https://gyazo.com/45fe3eda87f5f128fe3d7d28437d165a
2019-02-16
新しいSNSができたばかりのとき、そのユーザはアーリーアダプターの集合である
この状況はユーザにとっては好ましいが、SNS事業者にとっては好ましくない
ユーザ数が増えた方がマネタイズが容易だから
「ユーザ数が増える必要がある」は仮説
しばしばユーザ数が定量的KPIになり、それが本当に重要かどうかと離れて目的化する
ユーザ拡大政策がとられると、平均的価値が希釈される
リソースに飢えた人同士での争いが始まる
アーリーアダプターはそのSNSから離れていく
これによってSNSは使い捨てられていく
じゃあそれを防ぐためにアーリーアダプターに集中して拡大政策を取らなければいいのか?
アーリーアダプターから課金をするモデルは成立しにくい
ユーザ獲得のために無償で提供されているSNSがありすぎるせいで有償のSNSマーケットが焦土
サロンは?
クローズドな有償コミュニティではある
アーリーアダプターの集団ではない
生産力がある人がコンテンツを作り出し、コンテンツを消費する人がお金を払うモデル
これらの構図の解決策として「逃げ続けるSNS」というのはどうか
デザイン
SNS Aを作る
SNS Aが拡大路線をとる際に、同時に新しいSNS Bを作る
Aの初期のユーザにBのinvitationを送る
BからAへの自動マルチポストを提供する
A上でのリアクションをB上でも見ようと思えば見ることができるようにする
この以降を必要なだけ繰り返す
何が起こるか
SNS Aが拡大して価値が希釈されるに従って、アーリーアダプターXはBに移動する
XはB上でやりとりをしている
SNS AのレイトマジョリティたちはXがSNS Aで活動しているかのように誤認する
2023-03-27