読む
読む
曖昧
読むことを誇る人は怪しい
読むことは誰にでもできる
理解度が検証されないのなら
買ってページをめくるだけ
そんな「読む」に誇れる要素がないことを
わかっている
誰しもわかっている、と書こうとしたが誰しもではなさそう
読んだことが成果につながった時に初めて
この成果はこの本を読んだことによってもたらされた
と言える
読者が誇れることではないと分かっていて
成果を言えない人は
成果につながっていない
成果にどの程度の価値を認めるか
これは市場判断
なので第三者から観測可能なアウトプットがあるなら十分
それにある特定の人が価値を認めるかどうかは別の話
知識を得たいなら本を読めば良い
この「読む」とは何か
ページをめくることではない
文字を目で追うことでもない
問題集を例に挙げるとわかりやすくなる
問題がすべて解けるようになれば良い
問題集の文字をすべて目で追ったとしても問題が解けないなら無意味
文字をすべて目で追ったことを指して「読んだ」と言っている人が多い
問題がついている書籍は親切
理解を検証する方法を提供しているから
そうでない本はどのようにして検証するのか
ある問題に対して著者がどのような回答をするのか推測し、それが正解したなら、著者の思考をエミュレートできたといえるだろう