衰えを直視したくなくて水増しする
from 日記2024-02-03
衰えを直視したくなくて水増しする
20代と40代を比べると体力的には40代は劣る
その「衰え」を大部分の人は直視したくないので、過去に得たものを使って水増しして自分を大きく見せようとする
過去に得たものとは「知識」とか「実績」とか「人間関係」とか「社会的立場」とか
(何も水増しに使えるものを持ってない人は「年齢が上であること」を使おうとする)
しかし、この「過去に得たものを使おうとする気持ち」は「それが使える領域」に人を留める鎖になる
無意識に過去の蓄積によって有利な立ち回りができる領域に留まろうとしてしまう
それによって過去に存在しなかった新しい領域の探検が抑制される
利用と探索のトレードオフ
このしがらみにとらわれるのは非効率であるので「過去のものを使いたい」という気持ちを自覚的に抑えなければならない
これは「過去のものを使ってはいけない」ではない
順番の違い
過去のものを使うことを先に決めて、それから領域を選ぶと探索ができない
まず領域を選びそこを探索する、その結果として過去のものを使うことで価値が発揮できるチャンスが見つかったのなら使えば良い