虚飾を避ける
虚飾を避ける
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虚飾を避ける。
長所が多ければ多いほど、すべてに低俗な風味を与える気取った態度は避けるべきである。他人に迷惑をかけるし、影響を受けた本人も気を遣って殉教者になり、自分を苦しめるからだ。なぜなら、自然の産物ではなく、高慢で人工的なものに見えるからである。美徳のように見える人は、美徳を持っていないのだと、いつも確信する。ある物事に対して手間をかければかけるほど、それを隠して、自分自身の自然な性格から自然に生じたように見せなければならない。しかし、影響を避けるために、影響を受けていないように見せかけて、影響に陥ってはならない。賢者は自分の長所を知らないようだが、それに気づかないことによってのみ、他人の注意を喚起することができるのである。彼は、自分以外のすべての人の意見ですべての完全性を持っている二度偉大な人であり、彼は2つの反対の道によって喝采を獲得する。