若者とレール
jiro6663
それこそ僕が
社会学
を勉強し始めた頃はまだ「
固定観念から脱却
」とか「
脱常識
」「
脱構築
」とかが何か僕らをもっと明るく朗らかにしてくれるもののように漠然と期待してましたが、実際それらの後に何がやって来たかを知ってる世代の人たちにはもうそんなに魅力的な
スローガン
に聞こえてないんですよね。
jiro6663
たとえば90年代くらいまでは「
誰かが敷いたレール
の上を歩かされる
窮屈さ
」が
若者
の共通の切実さだったので「
ぶっ壊せ!
」とかが
希望
めいたスローガンに聞こえたわけですが、今の
若い人
にとって切実な問題って「誰も自分の
レール
を敷いてくれない
心細さ
」なので、「ぶっ壊せ!」なんて誰も求めてない。