良い議論ができる場を可視化の後につける
安野: Talk to the Cityにここはまだイマイチだなとか、まだ足りてないなってところはありますか
西尾: うん今回安野さんの都知事選でTalk to the Cityをやったんですけど、散布図を見て点がいっぱいの図が出てきた後、それを見た人が集まって議論する場所とか、思った意見を書く場所がなかったわけなんですね。まあTwitterで#TOKYOAIをつけて投稿すれば誰かが見てくれるかも知れないけど。
安野: うん
西尾: 人々のより良い議論ができる場がこの(Talk to the Cityによる可視化の)後にくっついていかないといけない。可視化して、さっきこの図を見て「音声データについてのクラスタがあるな」ってなった後、全然打ち合せもなしに安野さんとの間で音声データの肖像権の話でめっちゃ盛り上がったわけなんですけど
安野: うんうん
西尾: 要するにこういう可視化ってのはよりよい議論をスタートするための足場を提供する土台なんですよね。人々のより良い議論がメインコンテンツで、それを促していく支援していく仕組みがこれ(Talk to the City)にくっつかないといけない 安野: うんうん、(現状では)ある意味本当にただウェブサイト見てるのと同じで、インタラクティブにこれを見てこうだなと思ったことを表せる場がない
西尾: そうそう、これはテレビで一方的に情報受信してるのと同じなんですよ。そうではなくて人々が自分の考えとか思ったことと、もしくはこれを見て疑問に思ったら質問できる場所が必要なんです。AIあんのは質問できる場所を提供してたわけですね 安野: うん、なるほど