育成
「育成」という言葉でイメージするものが人によって異なる
A: 「育成対象Xと指導者Yがいて、XはYの言うことをよく聞いて学ぶ」というイメージ
B: 「育成対象Xが自分で情報収拾し自分の意思で進む道を選べるようになる」というイメージ
育成対象が自力で別の相談相手Zを見つけることについて
Bさん「大変好ましい」
Aさん「指導者をないがしろにするよくない行為だ」
育成対象Xに複数の相談相手Y, Zがいて、片方の相談相手Yのアドバイスがまったく無視されたとする。
Aさん「XがYをないがしろにしたのはよくないことだ」
Aさん「相談相手が複数いることが問題の原因だから一人に絞るべきだ」
Bさん「Xは自分の判断でアドバイスを取捨選択した。素晴らしいことだ」 聞いたアドバイスを全部盛り込むと、成功しない。
Bさん「有益なアドバイスをすることができなかったYの側に問題がある」
相談相手の一本化は、運悪く有益なアドバイスをできない相談相手に当たる確率を高める: 先生ガチャ この確率は事前に知りようがないので、相談相手を増やすことで運の要素を減らすしかない
事例
育成対象Xがあるプロジェクトをやろうとしている
そのプロジェクトの成功のためには手段Aを取るのが良い、とYが思った
YがXに「手段Aがよいよ」とアドバイスした
しかしXはアドバイスを無視して手段Bを取った
Bさん(僕)の意見
結果が不確実なタイプのプロジェクトに取り組む場合、手段Aが良いのか手段Bが良いのかは事前に知り得ない。
Yは「手段Aの方が手段Bよりも良い」と思ってアドバイスした
これは解釈に過ぎない
正しい保証はない。
Xは手段Bを取った
それは「手段Aの方が良い」とXが納得しなかったから
納得できる判断材料をYが提供できなかったから
YがXを責める場合
それは「他人をコントロールしたい」と言う欲求に支配された行動なので有害
このケースではYが有害な人間なので排除されるべき