積極的に声を上げることが合理的な選択にならない企業風土
調査報告書(要旨)
https://gyazo.com/788f6356fd6599a467fd9400769c103d
第4に、「体質ないし企業風土」に係る課題については、本障害という有事において、自らの持ち場を超えた積極的·自発的な行動によって、問題を抑止·解決するという姿勢が弱い場面がしばしば見受けられた。また、障害の内容·顧客への影響の全容が完全に明確ではない時点において、リスクがあるものとして、発言し行動することを控えるような状況も認められた。
役職員にこのような積極的·自発的姿勢が欠ける要因としては、積極的に声を上げることでかえって責任問題となるリスクをとるよりも、自らの持ち場でやれることはやっていたといえる行動をとる方が組織内の行動として合理的な選択になるという企業風土があるためではないか、と思われた。 先般の当社子会社であるみずほ銀行におけるシステム障害により、お客さまや関係者の皆さまには、多大なるご迷惑とご心配をおかけいたしましたことを深くお詫び申しあげます。
当社は、再発防止・信頼回復のため、システム障害に関する原因究明や再発防止策等の妥当性評価ならびに提言を得るべく、「システム障害特別調査委員会」を設置し、3月22日からの同委員会の調査について当社子会社とともに協力してまいりました。
本日、当社に対して同委員会より調査報告がなされたことをお知らせするとともに、同委員会により取りまとめられました「調査報告書(要旨)」「調査報告書」を以下のとおり公表いたします。
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