種類ごとに収納数を調整できる自動仕分け機
アイテムの種類ごとに何を何スタック保存するかを調整できるマインクラフトの自動仕分け機
https://gyazo.com/d5cf9ccd7f1a01d1d713eef23bae10d1
1チェスト1種類ってスカスカ過ぎ
1ラージチェストで最大54種類管理したい
「砂は5スタックだけ保存して残りは自動でガラスにしよう」などができる
基本的な仕組み
「チェストに入れられるなら入れて、無理なら下のホッパーに渡す」という部品を縦に積み重ねる
第一章 ホッパーを収納に使う
この章でできるもの:
最大5スタックの自動仕分け機、連結可能
レッドストーンは必要ない
https://gyazo.com/41b11f8e130ed334619d96c4c1f73fb9
ホッパーは8ティックで1個のオブジェクトを吸い取り、送り出す
ティックとは0.1秒である。
(レッドストーンティックと、ゲームティックの2種類があるがここではレッドストーンティックの話しかしない)
1つのアイテムが入ったホッパーXの下にそのアイテムを吸い取り可能なホッパーYがある場合、Xの送り出しよりもYの吸い取りが優先される。
なのでこの図の状態で上のチェストにニンジンを5スタック入れた場合右のチェストには一本も入らずに全部下のホッパーに入る。
(世の中には半々になるという説明をしているものもあるが、それはホッパーに直接ものを入れた場合の話)
https://gyazo.com/9e885c12b45d5c2a283eb674fd14121e
この「下のホッパー」を「5スタックだけ入るチェスト」として使うのが最もシンプルな自動仕分け。
入れられる時だけ吸い取るので、あらかじめ入れたいもので枠を埋めておけばそれだけを吸い取る。
レッドストーンを必要としない。
いくつでも伸ばせる。
https://gyazo.com/16001efd9da1ba2f01feb8b87e5d5c85
右のチェストには「どこにも入らなかったもの」が入る
一ユニットあたりホッパー2つで5スタックまで、同じ種類5つでもそれぞれ異なる5種類でもできる。
これが特に有効なのが商店街で、村人が買い取るものを村人のそばのホッパーに貯めることができる。
受け取る量を5スタックより減らしたい場合
流れてこないものか、スタックしないものか、ありあまっててスタックしても良いものを入れれば良い
世の中の解説では「名前を付けた棒」と書いてる場合が多いが、それはコンパレータを使う場合に流れてこないものである必要があるから。今回はコンパレータを使わないので「名前を付けた棒」の必要性は全然ない
例えば序盤の資源が足りない時であれば「将来使うから取っておきたいが当面使う予定のないもの」であるクモの目とか、ありあまってる土とかでよい
道具鍛治を育てるために買う羽目になった石の道具などもスタックしない、ホッパーを自動仕分けに使うくらい鉄のある状態だともう作ることもないから隙間を埋めるものに適任
第二章 ホッパーをレッドストーン制御してチェストに収納
この章でできるもの
1ユニットあたり54スタックの自動仕分け機
「54種類、各1スタック」もできる
レッドストーンが必要
ホッパーはレッドストーンシグナルを受けると吸い取りも送り出しもしなくなる
ただし下のホッパーによって吸い取られることはできる。
そこで上下のホッパーをレッドストーンでオンオフして「右のチェストに入れられるなら入れる、無理なら下のホッパーに流す」を実現する
https://gyazo.com/7aba383e8c37b799a297d354ae84af16
2段で解説するが、上下に連結することができる
ドロッパーエレベーターを作れば横方向にも無数に連結できる
第一章の方法では「5スタックしか入らない」だったがこちらは1ユニットあたりラージチェスト54個に増える
まずそのためのレッドストーンシグナルの原理について書く
レッドストーンシグナルの伝達
リピーターで強力化したブロックは隣接するブロックにシグナルを伝えることができる
リピーター=レッドストーン反復装置
強力化=強い動力が伝えられた状態にすること、nishio.iconの造語
ただしガラスなどの不透過ブロックではできない
強力化したブロックは上下を含む六方向にシグナルを伝達する
パウダーは接続したブロックにシグナルを伝えることができる。
パウダー=レッドストーンの粉
これは前述の強力化とは別の状態である。
活性化、「弱い動力が送られた状態」とも言う
接続とは隣接ではない。
パウダーがブロックの方を向いているかブロックの上に乗っている必要がある
活性化したブロックに取り付けられたトーチは消灯する。
トーチ=レッドストーンのたいまつ
これによって論理否定ができる。
https://gyazo.com/5c663359642c232e55b2c92b7565271f
https://gyazo.com/7fa8154f53866171d96db356cd614ce5
V字クロック
V字形にブロックを置くとコンパクトなクロック回路になる
https://gyazo.com/b9e3281d34a9317cc86d1d060c96bc37
これを以下ではV字クロックと呼ぶ
動作原理
3つのブロックを左からA,B,Cとすると
まずトーチがAを強力化する
それにより1ティック後にリピータがCを強力化する
Cは強力化しているので下のパウダーを活性化する
パウダーの接続するBが活性化する
その1ティック後にBにつけたトーチがオフになる
リピーターの入力がオフになって、1ティック後にCがオフになる、
1ティック後にトーチがオンになる
というわけでこのループは2ティックオン2ティックオフのパルスを出し続ける
スイッチはAを常時オンにすることでパルスを止める
https://scrapbox.io/files/6130f76447a283001d370dc4.mp4
最初トーチの遅延を忘れて1オン1オフだと思ってた
この後、ホッパーに5ティックのパルスを入れるので、リピータの遅延を4ティックにしておく
ホッパーの挙動
ホッパーは1ティック目に上のものを吸い取り、5ティック目にそれを送り出す
8ティックに1回だと書いてあるサイトがあるが2021-09-04現在少なくともBEでは違う
なので最低5ティックの間ホッパーを動かす必要がある
ホッパーは上にものがある場合、まず吸い取って、それから送り出す
なのでチェストを置くなどして上に常時ものがある場合、送り出しのタイミングでも吸い取ってしまう
そうするとホッパー内に常に1つアイテムが残り、どんなタイミングで止めても「下に流れるべきでないアイテムが下に流れること」を防げない
そこでドロッパーで「10ティックに1個」に流量を制限する必要がある
収納数調整可能仕分け機
https://gyazo.com/7aba383e8c37b799a297d354ae84af16
https://scrapbox.io/files/613367e8574b8500231b91f0.mp4
左上の入力チェストに入れたものがホッパーを流れ、上のチェストに入るものは上に、入らないものは下のチェストに入っている
仕組み
画面外のV字クロックから5オン5オフのシグナルが送られている
下のホッパーにはトーチで反転して伝える
上のホッパーにはリピーターで背後のブロックを強力化することで伝える
リピーターの下がガラスなのは下にシグナルを伝えないため?トーチから横に伝わらないため?
問題が起こるケースを発見できなかったのでガラスでなくても良いかも
どちらの遅延も1ティックなので、ちょうど反転したシグナルになる
ドロッパーが10ティックに1回アイテムを流す
https://gyazo.com/f51e3e2c2435a3502623506033c32ab6
ホッパーの位相合わせ
ホッパーは10ティックに1回アイテムを送るが、このタイミングはいつでもいいわけではない
例えば上のホッパーがオンである1ティック目にアイテムが到達しておらず、2ティック目に到達していると、そこで吸い取ったアイテムをチェストに入れる前に上のホッパーがオフになり、下のホッパーに吸い取られる。結果として「上のチェストに収納可能なものが下のチェストに入ってしまう」という結果になる
今回の構成ではリピーターを挟んでドロッパーが動くタイミングを遅らせている
4ティックではダメで5ティックなら動いた
これはもちろんホッパーの長さによって影響を受ける
なのでリピーターで調節するのが良い
失敗しているときは上のチェストに空きがあっても下のチェストに入るので、適当にたくさんあるものを流しながら上のチェストにものが入るように調整すれば良い
ここを試行錯誤しなくても計算で出せるようになったので後述
拡張
最初に参考にしたサイトでは縦6段で、ドロッパーエレベーターを使って2列並べていた
サバイバルで作った(ゴーレムトラップは作成済み)
正直なところ12ラージチェスト648スタックの収納を持て余した
https://gyazo.com/a5532225270fcbdd10405f2954c9d6da
ホッパーの位相合わせ2
後で書く
第三章 ドロッパエレベータ
ドロッパエレベータ、ドロッパー式アイテムエレベーターとは、ドロッパーのアイテム射出口を上に向けて縦に積むことでアイテムを上方向に輸送する仕組みである。
ここで説明するまでもなく記事がたくさんあるので省略。
第四章 コンパレータ式仕分け機
コンパレータを使って1種類のものだけ入れる自動仕分けチェスト
正直、かさばるので第二章の仕分け機の方が良いと思ってる
コンパレータもたくさん必要だしね
原理
送り出せないようにしたホッパーXを用意し、1種類のものしか吸い取らないようにする
コンパレータでホッパーXからシグナルを得る
中のものの量によってシグナルの強さが変わる
中身が増えた時にそのシグナルでXの下にあるホッパーを動かし吸い取る
そのホッパーはチェストにつながっている
これで一通りのものだけをチェストに入れられる
こちらの記事が詳しく説明してる
メリット
第二章の仕分け機は10ティックに1アイテムだった
この仕分け機は4ティックに1アイテム
なので土や砂などの大量になりがちなものをこの仕組みで先に吸い取るのも良い
土のチェストがいっぱいになったら下流の仕分け機に流すのではなくゴミ箱に捨てる
何をどれくらい取っておきたいかはプレイスタイルによって変わる
僕個人としては「砂は全部ガラスにすると困るけど5スタックもあれば十分かな」という気持ちなので第一章のホッパー式仕分け機で十分かなぁ
自動農場からの野菜は大量になりがちなのでこれで仕分けてもいいかも