神話作家と官僚
官僚は複雑で理解されず退屈である
神話は誤っているがわかりやすく支持を得やすい
NEXUSを経由すると、この争いがすごくわかりやすくなるなぁ 中山心太(tokoroten)
神話作家と官僚と価値観(NEXUS情報の人類史)でいうと、
ブロードリスニングは、万人が神話作家になった現代において、神話作家を官僚に変換する取り組みなんだな 官僚のプロトコルがわかる人はそれを読み取れるが、そうじゃない人は読み取れないし、能力があったとしても「官僚」は何より退屈で読み進められない
なので、官僚のテキストを読んで、神話にする取り組みが求められれ、これが現在のブロードリスニングではできていない
これが解釈者やレポートをつくる人のタスクとして重くのしかかっていてこれが出来る人が少ないことが問題である
なので、ナラティブみのあるレポートとはなにか?というところになってくるのだなあ
NISHIO Hirokazu
NEXUS読んでないからメタファーがわからないw
中山心太(tokoroten)
例によってゆるコンピュータ科学ラジオが良いので、こちらをどうぞ
神話、人と人とのつながりを作るための物語、虚構であっても構わない、お金、宗教
官僚、真実をベースに人を動かし、分業を通じて巨大な実務を実行すること
ChatGPTが綺麗に整理してくれた
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ハラリの『NEXUS 情報の人類史』では人間社会を動かす“情報ネットワーク”の土台に「神話(みんなで信じる物語)」と「官僚(情報を集めて処理する仕組み)」の2本柱がある、と説明しています。
神話(みんなで信じる物語)
国民神話・宗教・お金の価値・企業ブランドのように、「皆が本当だと信じる」物語が、大人数の協力に正当性と一体感を与える。たとえば聖書は物語の集まりだが、それが“社会を束ねる物語”になったのは、教会が選別・編集・配布したからだ、という例が出てきます。
官僚(情報をさばく仕組み)
法律、戸籍や国勢調査、税記録、地図、学校、新聞といった“情報インフラ”で人と資源を把握し、命令や政策を現場に届かせる装置。ハラリは官僚制そのものを「巨大な情報ネットワーク」として描きます。
両者の関係とジレンマ
大規模な社会はいつも「神話が生む物語の力」と「官僚が動かす実務の力」に頼ってきたが、物語を紡ぐ人と帳簿を操る人はしばしば別方向を向きがち。多くの制度は、この二者のニーズのあいだでどんなバランスを取るかで性格が決まる、と述べます。 どちらかに偏ると危うい。物語だけが暴走すればポピュリズムや暴民政治に、官僚だけが肥大すれば冷酷で硬直した統治に寄りやすい——だから自浄(検証・透明性・誤り訂正)メカニズムが要る、と示唆します。 いまへの接続(AI)
本書は、AIが新たな「官僚(情報処理の仕組み)」になりうることで、神話と官僚の力学を増幅しうる、とも警告します。情報と神話・官僚の関係を歴史横断で見直そう、というのが全体のメッセージです。
該当章(第I部:「神話」と「官僚」)