社員は仲間ではなくお客様
これ、家入さんの今までの言葉の中でも最高。
今まで千の単位のスタートアップを見て来ましたが、その経営者のメンタルの問題のほとんどは「期待して裏切られて傷つく」というプロセスで起こってます。
前に、けんすうさんが言ってた、
「社員は仲間だ、自分側についてくれるはずだ、と無意識に思ってたことに気づき、社員はユーザーだ、と思うようになってから、しっくりくるようになった。」
というのとも共通するかと思います。
例えば、メガベンチャーを目指すスタートアップの経営者だったら、その創業期のメンバーは、将来自分に数十億、数百億円の資産を運んで来てくれることになる人たちなわけで。
こちらが何もしないのに「期待する」というのは浅ましい心の持ちようなのであって、「大切なお客様」だと思えば自然に、その人たちがどうしたら最もテンションが上がるか?を考えて、最高のマーケティング、ブランディング、プレゼンをするはず。
スタートアップ全体を見渡しても、大成功しているのはそういう発想の経営陣の会社だと思います。
僕の、全ての他者に対する態度は「信じるが、期待せず」です。期待するということは相手にとっても、そして自分にとっても呪縛となる。期待tLするから、自分の望む結果にならない時に絶望してしまう。信じるとは、その結果がどうなろうと全てを引き受ける、一方的な行為だと思っています。 勝手に期待され、そして勝手に絶望される側も辛いよね笑。親子にしろ会社組織にしろ友人関係にしろ恋愛にしろ、「期待」という名の呪縛をかけてしまいがち。期待という名のもとに見返りを求めるのではなく、ただ一方的に信じる、その結果は全て信じる側が背負う、ということのみ真実だと思っています。