知識の消費者に良い知識は与えられない
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A: 1コスト払って知識を入れると1以上の社会的効用が出てくるシステム
B: 1コスト払って知識を入れても1未満の効用しか出てこないシステム
知識の送り手Xから見て、Aに知識を入れることは効率的に利他主義を行う手法である Bのシステムが知識を得るには、Xに支払いをする必要がある
例えばXが本を書き、それを機械的に3万部くらい複製して、受け手は3000円払い、Xにそのうちの300円が分配されるとする
この場合、Xは「本を書く」という労力と「900万円得る」という利己的利益とを天秤に掛けて判断することになる
Xはその知識がBの役に立つかどうかに興味はない
それを判断する責任はBにある
そもそも大勢いすぎて目が届かない
Xはその知識がAの役に立つかどうかに興味がある
役に立つことが「Xが効率的に利他主義を行うこと」の要件だからである