物事の良いところをすぐに見つける

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物事の良いところをすぐに見つける。

これはセンスの良さの利点である。蜂は蜜に櫛を入れ、蛇は胆汁に毒を入れる。味覚も同様で、ある者は善を求め、ある者は悪を求める。特に書物には、思考の糧を与えるという意味で、良いものがないわけがない。しかし、多くの人はそのような香りを持ち、千の優れた点の中からたった一つの欠点に目をつけ、まるで人の心や精神をあさるかのように、その欠点だけを取り上げて非難するのである。そうして、自分の知性よりも悪趣味のほうを信用するような欠点ばかりを並べてしまう。彼らは、ビターで栄養をとり、ゴミを食べるという悲しい人生を送っている。千差万別の欠点がある中で、偶然に見つけたたった一つの美を手に入れる人は、より幸運な趣味の持ち主である。