無能な働き者
「無能な働き者は銃殺するしかない」という過激な表現で注目を集め一人歩きしている言葉。
ハンス・フォン・ゼークトの言葉だとされているが出典は明確ではない。
クルト・フォン・ハンマーシュタイン=エクヴォルトだとする説もあり、そちらから引用しておく。
私は(将校を)4種類に分類する。賢明な者、勤勉な者、愚鈍な者、怠惰な者である。ほとんどの将校はこのうちの2つの属性を併せ持つ。
一部の者は賢明かつ勤勉であり、参謀本部におくべきである。
次に愚鈍かつ怠惰な者――彼らはすべての軍人の90%を成すが――ルーチンワークに適している。
賢明であり同時に怠惰な者は最高管理責任者に適任だ。重要な決断に必要な、明晰な頭脳と図太さを持つ。
気を付けるべきは、愚鈍であると同時に勤勉でもある者だ。責任ある立場に就かせるべきではない。常に損害を引き起こすことしか行わないからである。 少なくとも「銃殺すべき」が後から付いた尾ひれに過ぎないことは確実だろう。
ref. 電通の責任三カ条