消失点が一つである必要はない
平行な直線を延長した場合、1点で交わる
それが一点透視図法で消失点と呼ばれるものが生まれる原因
ところがジブリの背景画では右の壁と左の壁の消失点が一致しない src 意図的にやられているらしい
「もののけ姫はこうして生まれた」で、「一点透視図法は西洋人が見つけた錯覚ですからね。おれは消失点二つとかにして平気で描いちゃう」(雰囲気)みたいなこと言ってましたね。src これは宮崎アニメ以前から手書きの建築パースやアニメーション背景でよく使われる方法らしい src 消失点は「平行線が1点で交わる」ことで生まれるので、右の壁と左の壁が平行でなければ発生しない
この画像の場合は3Dモデル自体を変形している
おそらく遠くが狭くなるように
スパイダーマンの映画でも同様に「現実には平行であるものを、先が細くなるように変形」している src https://gyazo.com/a8c2caa6aac92695f28c2ecf48efea6d
「こうした方が人間にとって自然」という現象がなぜ起こるのか
2つの説がある:
A: 人間は視線を動かして周囲を見て、それを1つの画像に合成しているからsrc 縦に長いものがどう描かれると自然か考えると良い
人間の目は水平に並んでいるから、縦方向に関しては「目が2つある効果」がない
一方で視線を動かして見るという点では縦も横も同じ
これは盲点だったのだけど、盲点カードにするほど汎用性がないので一旦メモしておく