津波と温暖化のメタファー
これはさらに二つある
津波のメタファー
変化は見える
見えてから逃げたのでは間に合わない可能性が示唆される
変化が「見える変化」「わかりやすい変化」で「速い変化」であることの帰結
巻き込まれると死ぬことが示唆される
先に逃げる
逃げる方向はわかりやすい
「高台に逃げる」
海面上昇のメタファー
緩やかに「今まで住んでいた場所」が「住むことに適さない場所」に変わっていく
変化は見える
土地が海に変わる
逃げることはできる
この変化によって即座に死ぬことはない
逃げた先で競争が起こる
リソースが十分にあるとは限らない
基本的には十分にないよね
今までその移動先が空いていたのは、今まで使われていた場所よりも不便だから
今までと同等の質のものを同等の量で供給することはできない
遅れてやってきた人は、残った質の低いリソースを奪い合うことになる
砂漠化のメタファー
ゆっくり訪れる変化
緩やかに「今まで住んでいた場所」が「住むことに適さない場所」に変わっていく
変化は見えにくい(↔海面上昇のメタファー)
農業生産の効率がジワジワと下がったり、トラブルの発生頻度が上がったり、という理解しにくい形で訪れる
それらの個別の事象を見て裏にある変化に気づける人と、個別の事象の対処に集中する人がいる
個別具体的事象と抽象化された変化