松下幸之助-商売戦術三十か条
1: 商売は世のため、人のための奉仕にして、利益はその当然の報酬なり
2: 店の大小よりも場所の良否、場所の良否よりも品の如何
3: 売る前のお世辞より売った後の奉仕、これこそ永遠の客をつくる
4: 資金の少なきを憂うなかれ、信用の足らざるを憂うべし
6: 良きものを売るは善なり、良き品を広告して多く売ることはさらに善なり
7: 紙一枚でも景品はお客を喜ばせる、つけてあげるもののないとき笑顔を景品にせよ
8: 正札を守れ、値引きは却って気持ちを悪くするくらいが落ちだ
9: 今日の損益を常に考えよ、今日の損益を明らかにしないでは、寝につかぬ習慣にせよ
10: 商売には好況、不況はない、いずれにしても儲けねばならぬ
「商売戦術三十カ条」は、昭和11年に創刊された、松下電器(現パナソニック)の協力店向け情報誌『松下電器連盟店経営資料』の創刊号と第2号に掲載されました。
正確には、幸之助本人がまとめたものではなく、幸之助が創業以来、従業員たちに折にふれて話していた商売に関する考え方の要諦を従業員がまとめたもののようです。