本を書くということ
本の書き方を質問相談されることが増えてきたけど「本を書く」という言葉の意味に食い違いを感じる 100%の完成度のものが最初から出力できるわけではない、という考えには同意してもらえるけど、まだ「95%くらいの完成度のものを出力して、5%でちょって見直して完成」というイメージを持たれてる気がする
それができるのはある程度小さい規模の文章だけだ
脳内に全体像を保持することができる程度の分量であるか、分量は多いけど中身がスカスカかのどちらかだ
書籍は脳内に詳細な全体像を保持できない前提で、かつ全体として一体感のある構造を設計しないといけないところが一番認知的に負担の大きいところ
とはいえこれは僕がハードルを上げ過ぎてるのかもしれない、世の中にはろくに構造なくすり潰された情報を口に流し込むだけの離乳食のような本もたくさんあるわけだし
僕個人としては、そういう本は書く労力は少ないけど陳腐化速度も速いので労力に見合わないと考えている