未知なるものの体系化
未知なるものをいかにして体系化するか。
その典型がメンデレーエフによる周期表の発見。彼は既知のものを体系化したわけではない。既知の元素に秩序をもたらすには、いかなる未知のものを想定しなければならないかを考えた。
「リストを作る:今知られているものが全てではない」
「順序がある:正しい唯一の順序は存在しない」
「例外がある:新しい要素を導入することによる例外の除去」
「値がある:抽象化する。ゼロ→実定数→関数、確率分布、複素数etc」
「規則性が分からない:シンプルな例を観察し規則性を見出す」
「種類が沢山ある:より種類の少ない構成要素の組み合わせではないか」
「AかBか:組み合わせではダメか」
昨日一人ブレストしてこれくらい考えた
2021-06-28の考察
「AかBか:組み合わせではダメか」
ドラッカーのいう「未知なるものの体系化」は「体系化」することが前提になっている
しかし実際に未知のものを体系化したのか?
メンデレーエフは具体的には何をしたのか
既知のものを性質と重さで分類して並べた
その時に「知っているものがすべて」だと考えずに「未知のものがある」と想定して並べた、ここがすごい
これは、既に十分な量の「既知のもの」があったので、それを体系化することによって「穴」を発見できた、という事例だろう
未知なるものを「体系化」したのではない
体系化によって未知なるものを発見したのだ
手段と目的
体系化は目的ではなく、発見のための手段
これは盲点を発見することを支援できないか、と考えて作ったもの