明確な理由なくできないと言っている人はやらない人なのでは?
nishio.iconできない明確な理由が存在しないのにできないと言っている人はやらない人なのでは
GPT5.icon短く言えば「行動の観点では“その通りのことがあるが、常にそうとは限らない”」です。区別の軸を置くと見通しが良くなります。
1) できない vs やらない(4象限)
客観的制約×意思あり:道具・時間・スキル・手続情報が不足(=“できない”の正当例)
主観的制約×意思あり:不安・リスク知覚・実行機能低下・言語化されていない摩擦(外からは「明確な理由」に見えにくい)
戦略的発話×意思なし:特別扱いを狙い「できない」と言う(実態は“やらない”)
選好×意思なし:費用対効果で合理的に選ばない(“やらない”)
観察者に「明確な理由がない」に見えるケースの多くは、②(不可視のコスト)に落ちます。ここを③・④と混同すると誤配分や炎上の原因に。 なるほどnishio.icon
2) オペレーショナルな判定(レッテルではなく手順で)
1. 最小支援セットを提示
手順の明確化、所要時間の提示、ワンクリック化、代替チャネル、短時間の同伴支援など(低コスト・高効果のもの)。
2. 可観測な資源を補っても動かない → 行動上は“やらない”として扱う(優先度は下げる)。
3. 補完後に動く → “できない”だったとみなす(以後は標準支援に組み込む)。
行動で判定することで、本人の内心や告白に依存せずに公平な運用ができます(「列に並ばない人」の「並ぶ=手続順」原則とも整合)。 3) 配分とコミュニケーションの指針
手続的公正:列(要件)を満たした人を先に処理。
ベースライン維持+外部性:全体効率化で余力を作り、非デジタル層も待ち時間が短くなる(Bの論点)。
低コストの合理的配慮だけは標準化(例:対面予約の代行入力、紙様式の継続など)。
表現は理由詮索より要件提示:「この手順を踏めばXX分で終わります。難しければYを提供します」。それでも動かない場合は**“余裕があれば対応”枠**へ。
4) 一行でまとめ
「明確な理由が見えない”できない”」は、最小支援を提供しても行動が起きない時に初めて“やらない”として扱う——が安全で公平。