文字で共有されたものは、後から検索して読むことができる
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先ほど、文字情報データというものは、遅れて来る人に対しても情報共有ができるという話をしました。遅れてくる人は、会議に遅れてくる人のように五分や十分遅れるイメージだけではなく、十年遅れてくる人もいるわけです。十年前のことを、皆さんはどれくらい覚えていますか。日記を付けられている方は日記を見るという手がありますね。十年前のこの日に皆さんは何をしていましたか。僕は覚えていないです。皆さんも覚えていないと思いますが、僕は後でグループウェアの十年前の日付の投稿を検索して読めば、ある程度分かる可能性があるわけなのです。また、十年後に入社してくる人もいるわけです。会社に十年後に入社してきた人は、十年前に会社の中で何が起こったかという情報を知らないわけです。知らないけれども、その人が検索して見つけて、「あ、こういうやり取りがあったから、今、こういうルールになっているのか」など、そのようなことを後から知ることができるわけなのです。つまり、文字情報による情報共有というものは、今こうしているときの情報共有ではなく、十年後の未来とも、二十年後の未来とも、ずっと先の未来とも、情報の共有ができる仕組みなのです。