文化とエレガンス
文化とエレガンス
lxxxvii
人間は生まれながらにして野蛮人であり、文化によってのみ獣の上に立つことができる。したがって、文化が人間を作るのであり、人間であればあるほど、より高くなるのである。そのおかげで、ギリシャは世界の他の国々を野蛮人と呼ぶことができた。無知は非常に未熟である。知識ほど文化に貢献するものはない。しかし、知識も優雅さがなければ粗末なものである。知性だけでなく、欲望も、そして何よりも会話も、優雅でなければならない。ある人は、内面的にも外面的にも、思考においても、挨拶においても、魂の皮である服装においても、その果実である才能においても、生まれながらにして優雅である。一方、あまりに下品で、その優れた点までもが、耐えがたく野蛮なまでに整頓されていないために、すべてが損なわれている人もいる。