政治はなぜ失敗するのか
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tumada 『政治はなぜ失敗するのか』、テック系の人たちにも是非読んでほしい本でした。ソフトウェアはどのように政治に貢献できるか(できないか)や、自由と平等、再分配、市民会議や繁栄、起業政策、気候変動など。読みやすいし良い本なのにAmazonのレビューが低くて不遇…。 目次から抜粋
平等: 権利の平等と結果の平等は互いを損なう
連帯: 私たちが連帯を気にするのは、自分に必要な時だけ
セキュリティ: 圧政のリスクを冒さずに無政府状態を脱することはできない
繁栄: さしあたり私たちを豊かにするものは、長い目で見れば私たちを貧しくする
人民の投票によって選ばれた政治家が権力を持ちすぎないように民主的に選出されたわけではない機関(裁判所、オンブズマン、中央銀行、宗教団体、新聞社、労働組合など)がある
確かにnishio.icon
民意について
単一の共同利益が存在すると仮定している
確かにnishio.icon
これが正しいかどうかは検証してないが、少なくとも:
一人の人の意見をベクトルとみなしたとき、「みんなの意見」はベクトルの集合であって、1点ではない分布の広がりがあるため、一人の人の意見と同様のベクトルとみなすことはできない
型をつなぐためには集約関数が必要だが、唯一正しい集約関数が存在しないため「どの集約関数を選ぶか」自体も社会的意思決定の対象になってしまう 人文系の人は「だから不可能である」とかいいそうだけど、工学系の視点からは「現実的な精度で近似解を出すことは多分可能」と思う
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その方法をホモサピエンスのマジョリティが理解できなくても実用上の問題はない、マジョリティは半導体の中で電子がどう動くかを理解していないがスマートフォンを使うことができる