抽象化されたキャリア論
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抽象化されたキャリア論の意義と問題点
抽象モデルは広く応用可能なフレームワークを提示する利点がある
しかし、個々人の制約やスキル、価値観(=熱意の対象)が抜け落ちやすい
抽象化すると「スキルも熱意もない人向け」になりがち
具体例とカスタマイズの必要性
抽象モデルを活かすには、個人向けのカスタマイズが必要
「育児と仕事の両立」「資金面の制約」「個人の熱意の活かし方」など
具体例がないと、個人向けカスタマイズの手がかりを得られず、結局どう行動すればいいのか見えにくくなる。
イマイチな働き方になるバイアス
また、誰にでも当てはまるという性質ゆえに「無難」な方向へ流れやすい
挑戦や熱意を軽視するような働き方を助長しかねない
抽象モデルを提示する側は「必ずしもベストではない」可能性を示しつつ、適切な具体事例を提示することが求められる。
全体としては、抽象モデルはあくまで「土台」であり、それを各々の状況へどう当てはめるかが大切である、という点で意見がまとまっている。