手法のビジネス化
なんらかの目的Xを達成するための手法Yがあるとする。
手法Yを教えるZさんがいたとする。
なぜか「Zさんは目的Xを達成したことがない」という現象が起こることがある。
Zさんの目的は「目的Xを達成すること」ではなく「手法Yを教えること」なのである。
Zさんは目的Xを達成したことがないし、教わった人も達成できないが、Zさんの目的は達成されている
多くの場合、教えることで対価を得ている。
金銭的対価を得ていない場合もたまにあって、その場合は「教える立場の自分」という自尊心を得ている。
手段の目的化は、
なんらかの目的Xを達成するための手法Yがあり、
手法YをやるZさんがいて、
なぜか「Zさんは目的Xを達成することに関心がない」
という現象で、その原因としてZさんが「手法Yをやること自体」に価値を見出していたり、「手法Yをやっている自分」という自尊心を得ているものだ。
「手法のビジネス化」では、Zさんは手法Yを自分でやるのではなく教えるだけだったりする。