急がば回れ
この「回れ」とは何か
「もののふの矢橋の船は速けれど急がば回れ瀬田の長橋」
琵琶湖を渡る際に、船で渡る方法と、迂回して橋で渡る方法があった。船で渡ると突風で遅れたり転覆したりするので、橋を使う方が良い、という話。
特に武士の場合、荷物が重いので転覆した時の被害が普通の人より大きい。また、大勢で複数の船に乗り、揃ってから移動する場合、一番遅い人を待つなら、低い確率で発生する遅延も「どれかの船で発生すれば影響を受ける」なので個人の旅行者より発生頻度が高くなる。