徒歩での思考旅行
鉄道などが発展する前は旅行は自分の足で歩くことだった
今では、あえてそれを楽しむのでなければ、機械による交通機関を使って目的地周辺まで素早く移動する
目的地周辺を歩き回る
「思考」と「旅」のアナロジー
自分の頭で考えること=自分の足で歩くこと
「すべて自分の頭で考えなきゃいけない」という主張は、旅行に行くときに目的地まで徒歩で行けというようなもの
「自分の頭で考えなければ考える力が衰える」という主張
現代人は歩く力が衰えたと思うが、それほど深刻なことが起きてはいない
なぜなら「遠くへ移動するために歩く」をしなくなっただけで、日常的に街中を歩いたり、観光地で名所を歩き回ったりはしているから
とはいえ交通機関がない目的地もある、自分の足で山頂まで登らないと見られない景色はある
常に世界は広がっていて、交通機関は後から整備されるので、一番端の景色は自分の足で歩く人にしか見えない
行けるところまで行ってから歩いたらいい