常緑のノートのタイトルはAPIに似ている
暗黙に「タイトルだけが文章を指し示す手段であるシステム」を想定している
そういうシステムではタイトルが「それを呼び出すと、そのタイトルに関連づけられた文章が戻ってくるAPI」として機能する
(まあ実際Scrapboxにもタイトルで内容を取得するAPIがあるしね)
一方で他の方法での指し示し方のことは全然意識してないように見える。
言ってることは間違ってはいないが、別に新しくはない
概念に対してパーマリンクがあるといい
そのパーマリンクが人間にとって意味を読み取れるものであるといい
多くのWikiシステムがそれをサポートしている
(まあ記事IDがハッシュ値だったり時刻だったり連番数値だったりするブログシステムが現時点でもあるので、それに比べたらこれは良いもの)
エバーグリーンノートのタイトルはAPIのようなもの
エバーグリーンノートがファクタリングされ、うまくタイトルが付けられると、そのタイトルはノート自体の抽象化されたものになります。
そして、そのハンドルを使って、ノート全体のアイデアを参照することができます
Alexanderの概念ハンドルを参照
nishio.icon「概念のハンドル」って概念はめずらしいものではない
「ハンドル」という言葉で車のハンドルを連想されるので「取っ手」というタイトルにしているが、英語だとやはりhandleと呼ぶのがしっくりくる。 実際、この特性自体が一種のリトマス試験紙として機能します。
ノート内のアイデアを時間をかけて発展させ、「API」を改善すれば、
ますます大きなサブツリーを抽象化した個々のノートを書けるようになるでしょう
(たとえば、Enacted experienceはマスメディアとして素晴らしい可能性を秘めていますし、エバーグリーンノートは知識作業の基本単位となるでしょう)。
効果的なノート「APIデザイン」テクニック:
Separation of Concerns(エバーグリーンノートは原子であるべき)
Sharp titles(主張を鮮明にするために完全なフレーズのノートタイトルを好む)
Positive framings(体系的理論を推進するためにポジティブなノートタイトルを好む)