尖った人材を取るためには順位の調和平均
複数人の価値観の異なる査定者で採用選抜を行う場合
順位という値が非線形であることが大きな影響を与える。 平均の周辺には人が密集しているので僅かな能力差で順位が大きく下がる。
相加平均
相加平均は1位と10位の差と、10位と19位の差がイコールであるという暗黙の過程を置いている。
応募者が100人だとして、査定者Aが1位、Bが100位だと査定した人Xと、AもBも50位だと査定した人Yでは、Yの方が優れていると判断することになる。
(10, 100)の人と(55, 55)の人が同等。
尖った能力を持っていて、一部の査定者だけが高評価する人は落ちる。
査定者みんなが「平均よりはまし」と思うような、平凡な人を取ることになる。
調和平均
調和平均の場合、1位と2位の差は、2位とビリの差より大きい。
(10, 100)の人と(18, 18)の人がほぼ同等。
この結果、尖った才能をキチンと評価できるようになる。
相加平均で選抜した場合と調和平均で選抜した場合で、 平均志向が最悪の環境 において高いパフォーマンスを出すのがどちらかを比較すると面白そう。たぶん調和平均で選んだチームの方が高い。 #要実験 2024-05-03