安野貴博氏に聞く!デジタル民主主義
2025-01-24
Go!Go!こくみんライブ特別編 ~安野貴博氏に聞く!デジタル民主主義 ~ #榛葉賀津也 ・ #伊藤孝恵 ・ #安野貴博 ~
https://www.youtube.com/live/iR0W7kyaV7c
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要約(ブロードリスニング部分を中心に)
ブロードリスニングとは
SNS、YouTubeコメント、メール、電話など、あらゆる“声”をAIで収集・分析し、組織・政党・自治体などが膨大な意見を全体像として把握する仕組み。従来の「直接要望」「陳情」などに加え、ネット上に埋もれていた声も拾える。
台湾の事例
台湾政府公式サイト「Join」や、市民主体の「vTaiwan」などが代表例。
たとえば「Join」は提案に5,000件以上の賛同が集まると、政府が必ず検討・回答するしくみ。台湾の人口2,300万人に対し150万人がアカウントを持ち、これまで1万件以上の提案から実際に政策化されたものも多い。
こうしたプラットフォームを通じて、少数意見や若年層の声も拾いやすくなっている。
国民民主党側で試験的にやってみた結果
Googleフォームで寄せられた2,000件ほどの意見をAIにかけてみた。
nishio.iconどうやって投稿を呼びかけてたのかは見てなかったが、Google Formで2000件集められるならX APIコストなしで安価にブロードリスニングをやりまくれるな
各意見がまとまってどんな政策要望が多いか、視覚的にグルーピング・整理できる。
実際には「103万円の壁」「社会保障強化」「提案型の政治を求める声」が多いという結果が出た。
大量のコメントをまとめる作業をAIに任せることで、人力では拾いきれない“埋もれた声”も俯瞰できる。
導入の壁(日本でブロードリスニングを広める際の課題)
1. 組織の意思決定: AI活用自体が目的化しやすい。実際に集めた声をどの部門・誰がどう政策に反映するかを最初に固めないと形骸化する。
2. 人材不足: AIを使いこなすエンジニアや専門知識が必要。オープンソースで公開されても、自治体や政党側に運用能力がないと活かしにくい。
3. AIを育てるプロセス: 「どのデータを食べさせ、どんな指示をするか」で結果が変わる。精度向上には継続的なチューニングが必要。
4. コスト: 大規模に集めるほど分析量が増え、システムやクラウド利用に費用がかかる。国や自治体レベルでは予算をどう確保するかが鍵。
5. デジタルデバイド: ネット環境や機器に疎い層の意見をどう扱うか。電話受付、郵送のテキスト化など、複数チャネルでの対応が必要。
今後の展望
「AIによる可視化」は単なるツールなので、組織・政党・自治体がどのように取り入れ、政策や予算に反映するかが重要。
政府や自治体レベルで本格導入できれば、少数意見・埋もれた声を拾いつつ、政策優先度を客観的に可視化しやすくなる。
オープンソース化と幅広い参加で、各地域・各政党が自由にカスタマイズできる体制を目指す。
政治だけでなく、たとえば「政治資金の透明化(支出をリアルタイムで公開)」といった使い方にも応用可能。
以上が、デジタル民主主義を進める上での「ブロードリスニング」の重要性と課題・展望の概要。ツール導入そのものではなく、「拾った声をどう運用し、どのレベルで実際の政策に結びつけるか」が肝となる。
Eiichi0614 それにしても伊藤孝恵参議院議員(@itotakae0630)も幹事長の無茶振りにちゃんと応えた上,安野さんへの建設的なフィードバックまでしていて本気で取り組もうとしていることが伺える。国民民主も安野さんも頑張って欲しい。#国民民主党にワクワク
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