安野貴博×中島聡
https://www.youtube.com/watch?v=u49j_qjdu5w
00:00 特別対談:安野貴博×中島聡
国会で PC も iPad も持ち込めないのは異常。眼鏡型 XR ならワンチャン?
リアルタイム AI 参照で質疑応答をアップデートしたい
“国会のデジタル後進性” にカルチャーショック。
目的:300–400 年前の投票モデルを刷新し、テクノロジー前提の民主主義を実装。
戦略:永田町に 10 人の精鋭エンジニア部隊を常駐 → OSS で成果を全公開。
効果:外部コミュニティも巻き込み “実質 100 人分” の開発力を獲得。
AI × 開発支援ツールで 1人あたり生産性 3〜4 倍。
Devin/Cursor など 10–20 人規模で企業価値 3000 億円超の例が続出。 中島「CEO 兼コード書き」で丸ごと PowerPoint+Final Cut を AI ネイティブに置き換える「MarumoCast」を1か月でほぼ完成。
18:39 誰も取り残されない社会が来る?
AI は“デジタル弱者”のハードルも下げる技術。
ChatGPT = 自然言語という共通インターフェース。
自動運転の例:免許不要でも“行き先を話す”だけで移動が可能に。
選挙の情報量は 年間 2–3 ビット:意思を伝え切れない。
解決策
法案生成プロセスを GitHub でフル公開(コミットログが議事録)。
誰でも PR 提出…プログラミング未経験者向けに「AI 付きチャット UI」で自動 PR 作成。
台湾の実例(vTaiwan/JOIN)――女子高生が法改正を提案。
28:58 民主主義のバグを治す方法
既得権益 ≒ “ローカルオプティマム” に閉じた政治構造。
打開案:スタートアップ論理で“外部参入者”がゲームを変える。
例:東京都知事選で提唱した「ブロードリスニング」が1年で主要政党に波及。
ツール公開済み(すべて OSS)
喋れるマニフェスト(AI assisted PR)
AI ファクトチェッカー
政治資金リアルタイム公開ダッシュボード
33:43 「1%の革命」の真意
国政政党条件=120 万票(有権者の約 1%)。
「マジョリティを取らずに潮目を動かす」——最小限の議席でも他党に技術導入を“強制”できる。
36:27 国政挑戦を決断した理由
2023 東京都知事選後、あらゆる選択肢を検討 → 最もレバレッジが大きいのが新党結成。
右脳(発想のジャンプ)× 左脳(ロジカルな消去法)の両輪で最終決定。
全体まとめ & インサイト
議会こそ最高のレガシーシステム
「透明な Git 運用」+「AI オーケストレーション」で一気にクラウド化できる領域がまだ手つかず。
“10 人 × AI” モデルは公共分野でも通用
OSS + コミュニティでスケールするため、国会の閉鎖性を逆手に取れる。
120 万票は実は低いハードル
“1% で産業・行政の API 化を一気に進める”というシンプルな KPI が提示された。