多スキームの容器と道
(単階層の)分類
いくつかの容器に入れる
一つのものは一度に一つの容器にしか入れられない
階層分類
容器を容器に入れられる
タグ付け
一つのものを複数の容器に入れられる
検索
一つの容器に入れてあるものから「指定した単語が出現する」という関係によって引っ張り出す
Scrapbox
従来のものも多少持ってる
プロジェクトという容器に入れる単階層分類
そのプロジェクトの中から検察
それに加えて特徴的なのが「リンク」
人が明示的に「リンク」を記述することによって「連想」をストックできる
道のメタファーでの整理
=繋がっているものは近い、繋がってないものは遠い
明確な境界のない整理ができる
容器とのアナロジー
リンクは1種類しかないので「容器が一つだけある」的な状態
だから問題が起こる
既存の「関係」を表現しようとした時に特に
Scrapboxでは暗黙に「一通りのリンク」によって「個人の主観的な連想関係」を表現することを想定している
だからそこに別の種類の関係を入れてしまうと個人の主観的な連想関係を入れる容器がなくなってしまう
無理に入れると混ざる
既に連想以外の「表現したい関係」が存在していて、それをScrapboxで表現しようとしている人は、連想ではなくその関係を先に記述して、それがScrapbox上の主たる要素になりがち
こういう状態になるとScrapboxの「主観的な連想関係をストックできる」という長所が潰れた状態で体験することになる
こういうタイプの人は「色々な種類の関係を表現できるツール」としてNotionやObsidianに魅力を感じるのかも
川喜田二郎がカードをトップダウン分類する人に対して「それをやったらKJ法の発想的効果が失われる」と言ったのと似た構図、Scrapboxを主に客観的な関係を記述するのに使えば、主観的な関係が目立ちにくくなる
もちろん「ただのWikiとして使ってる、発想的効果とか求めてない」という人もいるだろう
そういう人から見ると、サイドメニューや階層ツリーがないのが不便に思えるかも
KJ法
距離による整理
関係のありそうなものは近くに置く
距離によって明確な境界を持たない整理をしてから、グループに明示的な名前「表札」をつけて束ねる
Kozaneba
距離による整理と線による関係の表示