四苦八苦
四苦八苦(しくはっく)とは、仏教における苦(ドゥッカ、dukkha)の分類。
根本的なドゥッカを生・老・病・死(しょう・ろう・びょう・し)の四苦とし
生苦(jāti dukkha) - しょうく。衆生の生まれることに起因する苦しみ。
老苦(jarāpi dukkha) - 衆生の老いていくことに起因する苦しみ。体力、気力など全てが衰退していき自由が利かなくなる。
病苦(byādhipi dukkha) - 様々な病気があり、痛みや苦しみに悩まされる仏教問題。
死苦(maraṇampi dukkha) - 死ぬことへの恐怖、その先の不安などの自覚。衆生が免れることのできない死という苦しみ。また、死ぬときの苦しみ、あるいは死によって生ずるさまざまな苦しみなど。
根本的な四つの苦に加え、
愛別離苦(あいべつりく、appiyehi dukkha)- 親・兄弟・妻子など愛する者と生別・死別する苦しみ。愛する者と別離すること
怨憎会苦(おんぞうえく、piyehi dukkha)- 怨み憎んでいる者に会う苦しみ
求不得苦(ぐふとくく、yampiccha dukkha)- 求める物がおもうように得られないくるしみ
五蘊盛苦(ごうんじょうく) - 五蘊(人間の肉体と精神)が思うがままにならないくるしみ
の四つの苦を合わせて八苦と呼ぶ。
四苦八苦 - Wikipedia