卑下慢
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七慢(慢・過慢・慢過慢・我慢・増上慢・卑下慢・邪慢)は『大毘婆沙論』『成唯識論述記』などアビダルマ系論書で整理された分析で、すべて「比較による我執」という同じ根をもつ煩悩です。
上座部ではスッタニパータなどに基づき、「優・等・劣」の三比較すべてが慢とされます。
「我は彼より勝る(seyyamāna)、我は彼と等し(sadisamāna)、我は彼に劣る(hinamāna)」—いずれも束縛である。
仏教では「卑下」そのものが問題なのではなく、**“自己を軸に優劣を比べる構造”**こそが慢心とされます。七慢や三種の慢の教えは、「優越感」だけでなく「劣等感」や「同等感」までも同根の煩悩と見抜き、比較から自由になる道を示しているのです。
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比較から自由になる
恋愛市場から降りるを連想した
評価軸が複数になれば競争から降りることができる
これだ
/villagepump/恋愛ゲームから降りられて本当に良かった
恋愛ゲームから降りる