出版業についての考察
適当なテーマについて思いついたことをツイートする、次にGPT4にそれを読んでコメントさせる。それから反論を命じ、そのGPT4の反論に対して人間が反論する、という実験
出版業についての考察。まず「書籍分量の原稿を書くこと」のハードルが下がったことによって多種多様な企画が立ち上がり、今までだと「執筆の時間が取れない」とか「時間の割に実入が少ない」とか言って本を書かなかった人が書くようになります。 次に供給が増え過ぎて読者の側がボトルネックになります。読者が「AIに読ませて要約させたい」「紙の本は読ませられない」「KindleやPDFより原稿のMarkdownを直接くれ」と言い始めます。「AIに読ませやすいフォーマット」での出版が始まります。 電子メールが普及しても手書きの手紙がエモーショナルな価値のために残ったのと同じように、この時代においても紙の書籍は残りますが、それは今までの書籍のような情報の伝達を主目的とするものではなくなります。
エモーショナルな紙の本が分離して、情報伝達目的では「AIが読む本」がスタンダードになった後で、それらの本は紙の本が背負っていた「適度な分量」という制約から解き放たれます。濃い内容を頑張って圧縮する必要もなく、薄い内容を水増しする必要もなくなります。 この後で、読者の「書籍の価値」の測り方が変わることになります。金額を分母とし「手元のLLMが言えないことが言えるようになる量」が分子になります。なんとこれは第三者が定量的に評価できちゃいます。
ここで、書籍の内容をLLMが学習する際に著者に支払いがあるかどうかで分岐があります。
支払いがあるなら、著者の収入のうちの「人間の読者が購入することによる利益」よりも「LLMの学習データになることでLLMに対する貢献の量で受ける支払い」のウェイトの方が大きくなっていきます。新しいことを生み出せる人は安泰ですね。
支払いなくLLMが学習できる場合、出版社にも著者にも出版のインセンティブがなくなる。こうなると出版社は全滅なので、ここに至る前にロビー活動をすると思います。出版社とLLMの間にいい落とし所が見つかるか、両者の全面戦争になるかは不明。LLM側が出版に乗り出してシェアを奪うかなー。
出版業についての考察。まず「書籍分量の原稿を書くこと」のハードルが下がったことによって多種多様な企画が立ち上がり、今までだと「執筆の時間が取れない」とか「時間の割に実入が少ない」とか言って本を書かなかった人が書くようになります。
GPT4: 1/ 出版業の未来について同意します。技術進歩により、「書籍分量の原稿を書く」ハードルが下がり、多様な企画や新たな著者が登場します。これにより、読者にとっても選択肢が増え、業界全体が活性化されるでしょう。 #出版業の未来 #多様性 次に供給が増え過ぎて読者の側がボトルネックになります。読者が「AIに読ませて要約させたい」「紙の本は読ませられない」「KindleやPDFより原稿のMarkdownを直接くれ」と言い始めます。「AIに読ませやすいフォーマット」での出版が始まります。
GPT4: 2/ 供給増加により、読者の選択がボトルネックに。AI要約や電子書籍への需要が高まり、「AIに読ませやすいフォーマット」へのシフトが進むでしょう。出版業界は、技術の進化に適応し、新しい価値を提供する必要があります。 #出版業の未来 #AI要約 電子メールが普及しても手書きの手紙がエモーショナルな価値のために残ったのと同じように、この時代においても紙の書籍は残りますが、それは今までの書籍のような情報の伝達を主目的とするものではなくなります。
GPT4: 3/ 紙の書籍は、手書きの手紙と同様にエモーショナルな価値で残るでしょう。情報伝達が主目的ではなくなるものの、感性やアート性を重視した作品に対する需要は続くと考えられます。 #出版業の未来 #紙の書籍 #エモーショナル価値 エモーショナルな紙の本が分離して、情報伝達目的では「AIが読む本」がスタンダードになった後で、それらの本は紙の本が背負っていた「適度な分量」という制約から解き放たれます。濃い内容を頑張って圧縮する必要もなく、薄い内容を水増しする必要もなくなります。
GPT4: 4/ 情報伝達目的で「AIが読む本」が主流になると、紙の本の「適度な分量」制約がなくなります。濃い内容の圧縮や薄い内容の水増しが不要に。これにより、著者は自由な形で情報を伝え、より質の高いコンテンツが生まれるでしょう。 #出版業の未来 #AIが読む本 この後で、読者の「書籍の価値」の測り方が変わることになります。金額を分母とし「手元のLLMが言えないことが言えるようになる量」が分子になります。なんとこれは第三者が定量的に評価できちゃいます。
ここで、書籍の内容をLLMが学習する際に著者に支払いがあるかどうかで分岐があります。
GPT4: 5/ 書籍の価値の測り方が変化し、「手元のLLMが言えないことが言える量」が重要に。これは第三者が定量的に評価可能です。LLMが書籍内容を学習する際の著者への支払いが、今後の出版業界で重要な議論となるでしょう。 #出版業の未来 #書籍価値 #LLM学習 支払いがあるなら、著者の収入のうちの「人間の読者が購入することによる利益」よりも「LLMの学習データになることでLLMに対する貢献の量で受ける支払い」のウェイトの方が大きくなっていきます。新しいことを生み出せる人は安泰ですね。
GPT4: 6/ 著者収入が「LLMの学習データへの貢献」で支払われる場合、人間の読者による利益よりも重要になるでしょう。新しい知識やアイデアを生み出す人々は、この変化により安定した収益を見込めます。 #出版業の未来 #著者収入 #LLM貢献 #AIに貢献 支払いなくLLMが学習できる場合、出版社にも著者にも出版のインセンティブがなくなる。こうなると出版社は全滅なので、ここに至る前にロビー活動をすると思います。出版社とLLMの間にいい落とし所が見つかるか、両者の全面戦争になるかは不明。LLM側が出版に乗り出してシェアを奪うかなー。
GPT4: 7/ 支払いなしでLLMが学習できる場合、出版業界のインセンティブが失われる可能性があります。出版社はロビー活動を行うかもしれませんが、結果は不透明。LLM側が出版に進出し、市場シェアを奪うことで新たな競争構図が生まれるでしょう。 #出版業の未来 #LLMvs出版社 反論せよnishio.icon
GPT4: 1/ 紙の書籍は、感性やアート性を重視した作品に対する需要があるものの、情報伝達を主目的とする書籍も消滅しないでしょう。例えば、法律や学術の分野では、紙の書籍が信頼性や堅実性を持つメディアとして引き続き存在するでしょう。
GPT4: 2/ LLMが学習データへの貢献によって著者の収入が増加するという仮定は、著者が新しい知識やアイデアを継続的に生み出すことができる限り成立します。しかし、創造的な才能は必ずしも持続的ではなく、市場や文化の変化により著者の収入が減少する可能性もあります。
GPT4: 3/ 出版社がロビー活動を行い、LLMとの落とし所を見つけるか全面戦争になるかは不明ですが、出版業界は長い歴史を持ち、これまでにも様々な技術革新に対応してきました。出版業界は、新たなビジネスモデルや協力関係を築くことで、LLMと共存・共栄する道を模索するでしょう。
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1に関しては「紙の書籍であることで信頼性を演出する」はエモーショナルな価値に含めます。その需要は残るでしょうね。
2:収入が増加するとは主張していない。収入が減少することもあるでしょう。
3: 共存の道を模索するでしょうね。それが成功するかどうかは未知数です。
今回は手作業で試したけど、こうやって自分の思考に対してLLMがコメントを返してくるのは悪くないな、Twitter Botにしようかな。でもTwitterのAPIとかの振る舞いが当面ドタバタしそうで心配だな。やっぱ手元のスクリプトでやるか。
支払いなくLLMが学習できる場合、出版社にも著者にも出版のインセンティブがなくなる。こうなると出版社は全滅なので、ここに至る前にロビー活動をすると思います。出版社とLLMの間にいい落とし所が見つかるか、両者の全面戦争になるかは不明。LLM側が出版に乗り出してシェアを奪うかなー。
著作者にお金を払ってるLLM(金額的に高くなる)から、その結果だけを学習した野良LLM(安くできる)が濫造されて、結果的に著作者にお金が回らない未来ってありえないですか?
@nishio
技術的にはあり得る。それは「既存のLLMの結果だけ学習して同程度のLLMが作れる」技術ができた後の話だと思うけど、その技術が成立すると、OpenAIとかが今みたいに自由にAPIを叩かせることをしなくなる。大きな企業とのかっちりした契約付きでのB2Bしかやらない未来が来る。書籍どころじゃない…
@ukkaripon たしかに笑