個に焦点を絞ると群が細分化される
"個"に焦点を絞ると"群"がさらに細分化されたり、たまにそのセグメントラベル自体が間違っていたり、要は"群"区分の限界があるから"個"を見ないといけない 関連
matsuken0716 ビッグデータで何でも分かる時代、なぜ「たった一人の人間を見に行く」なんて面倒なことをするのか?その理由は「私たちマーケターは顧客を"群"に区分して向き合っているので、"個"に焦点を絞ると"群"がさらに細分化されたり、たまにそのセグメントラベル自体が間違っていたり、要は"群"区分の限界があるから"個"を見ないといけない」んだと思っています。"群"とは、いわゆる「セグメント」ですね。 実際、"群"でのコミュニケーションは効率的です。私たち企業が「誰(WHO)」と繋がるべきかを教えてくれます。よくよく見てみると微妙にニーズが違っていたりもするのですが、デジタルを使えばさらに細かくコミュニケーションが出来ます。10人のニーズに1つのコミュニケーション(クリエイティブ)、この塊が1万通りある…とかもデジタルとAIで実現します。
ところが、群から個へ、マクロからミクロになるほど従来の"群"的な顧客理解の手法が通じなくなり「ニーズがよう分からん」となります。イラスト例の通り、ペット食品についてヒアリングすると「愛犬を最期まで守りたい」という欲望があるのに、とる行動が変わっていきます。これが"群"で見る限界だと思っていて、「ちゃんと向き合わないとニーズを捉え間違う」ことを防ぐために「1人1人を見に行く」ことが大事であると考えます。(1/n)
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matsuken0716 「たった一人の人間を見に行く」ことの効用として、エクストリームユーザーとの出会いがあります。例えば「どん兵衛は10分寝かすのが美味しい」「工業用品のマスキングテープは可愛い」「ビールは冷凍庫で冷やすと美味しい」みたいな「ほんまかいな?な変わった行動」をする消費者の行動を、熱狂的に支持する人たちが登場すると、それ自体が1つのニーズになることがあります。 エクストリームユーザーの特徴は「メーカー側が想定していなかった使い方を通じて、ジョブを解決している」「商品・サービスが提供する価値を、違う用途に用いている」ところです。なので、きわめて少数です。1人か2人しかいません。
しかし、変わった行動には背景や理由があります。「欲望」です。行動は常に欲求が突き動かしているからです。行動を見るのではなく、欲望を見る。欲望を見れば「意外と普通」かもしれませんし、実は「普遍的な価値を持った欲望」と感じるかもしれません。そして「普遍的な価値を持った欲望」は大勢に支持されるかもしれません。
すなわち、メーカー側が考えてもいなかった、少数の消費者が感じていた価値やベネフィットを実装することで、それを「新しい」と感じた大勢の消費者が再び購入してくれる(購入頻度が高まる)可能性は十分にあります。(2/n)
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