何も持っていない→捨ててしまえ
趙州和尚の公案
放下著 〈ほうげじゃく〉  (六祖壇経)
厳陽尊者 趙州に問う「一物不将来 (ふしょうらい) の時如何」
(何もかも捨て去って一物持っておりませんが、そんな時如何致しましょう)
趙州「放下著」(投げ捨ててしまえ)
厳陽「已に是れ一物不将来、這の什麼をか放下せん」
(すでに何も持っていないのに、何を捨て去れと言われるのですか)
趙州「恁麼ならば即ち担取し去れ」(それなら、担いでいきなさい)
http://www.jyofukuji.com/10zengo/2003/09.htm
「何も持っていない自分」という考え方が自意識の肥大だという話
事実に反した自己像への執着
「放下著」の部分がよく掛け軸になっている