会話ログ:状態遷移について
あなたはこの会話で何が起きて欲しいですか?
不慣れなところに行く電車移動中なので集中する作業ができないから設計に関する議論がしたい
その議論は、どんな種類の議論ですか?
状態遷移の仕組みに関して、ベースになったプログラムは何年も前にえいやっと書いていて、今回「リセット直後は黙ってる」って仕様変更を入れるのにかなり戸惑ったので、どうするのが良かったのかなぁ、という感じ
そのリセット直後は、どんな種類のリセット直後ですか?
リセットすると状態も初期状態に戻るのだけど、今まではリセット直後に「何が起きて欲しい?」を聞いて、答えを待つ状態になってた。今は「入力に反応しない状態」になってる。
そのリセット直後について、他に何かありますか?
入力に反応しない状態なのに発言を記憶してしまっているのはバグ
その入力は、どんな種類の入力ですか?
(待てよ、そもそもリセットで眠るのが変か…)
(まあそういう仕様がどうあるべきかって話ではなくて、実装の仕方にもっと良い方法があったのではないかという話なのだけど)
ユーザは、システムに対して話しかけたい、つまり応答を期待している入力をする時と、思いついたことをとりあえず記録しておくために入力をすることとがある、あとこういう複数人がいる場にボットを入れた場合は人間同士が話すこともある
その入力について、他に何かありますか?
システムが処理するかどうかにかかわらずログには記録されるべき
そのシステムは、どんな種類のシステムですか?
質問をするシステム
そのシステムについて、他に何かありますか?
なんで状態遷移があるかというと、そもそも「質問によってユーザの中のシンボルが発展する」「十分発展したらシンボル間の関係を聞く」という目的。
あなたが価値を感じているのは何ですか?
単発のユーザの入力に対して延髄反射的に質問をする仕組みではなく、何ステップものやり取りを通じてユーザの心の状態を良い方向に動かしていくことで、単発ではできないような価値の創造が出来ると良い
その入力とユーザの関係は何ですか?
ユーザが生み出すのが入力で、ユーザの内面の状態は直接観察できないので、ユーザの行った入力から推測する必要がある
その入力と、ユーザとは同じですか?違いますか?
違う
入力の時、ユーザに何が起こりますか?
ユーザが入力する時に、ユーザは言葉になってなかった自分の思考を言葉にして、目にすることで、思考の具体化が起きる
そのユーザの時、入力に何が起こりますか?
(この質問をしてしまうバグ、さっさと直さないとだな…)
ユーザが生み出す
そのユーザと入力の間には何がありますか?
キーボード?
ユーザと質問の関係は何ですか?
質問がユーザの心に働きかける、質問されると人間は質問されたことについて考えようとする、これによって人間の思考のフォーカスしている点をシステムがコントロールする
そのユーザとシステムの関係は何ですか?
そのユーザと、システムとは同じですか?違いますか?
違うのだけども、二つの異なるコンポーネントが組み合わさって、全体としては新たなシステムになる。この二つのシステムを区別して呼び分けてなかった
そのシステムの時、ユーザに何が起こりますか?
(状態遷移の話から遠ざかっている…
(抽象的な単語には具体化する質問をぶつけて行くのが正しいのだけど、関係を聞く質問を抽象的な単語に対して行うとどんどん抽象的になる、十分具体化してから聞くべき
(あれ、ということは今単語は「重要度」のスカラー値を持ってるけど、それと独立に「具体化進行度」を持つべきなのか?
(状態遷移でないところの改善案ができてしまった笑
(目的地の駅に着いた
リセット
まず聞いて
はい
今キーワードに対する質問を繰り返して、ユーザの発言にキーワードが現れるとその重要度が上がっていく仕組みになっている。重要度がある程度高いシンボルが複数になるとシンボル間の関係を聞くモードに遷移するのだが、そもそもここがおかしい。シンボルの具体的な発展の度合いのファクターで振る舞いが変わるべき
重要度
遷移後に具体的でない単語に関係の質問をしてしまうのは、具体化質問のモードと同じように、単に頻出の単語を重要だと思って候補にしてしまっているから。
単語
抽象的な単語ほど曖昧に色々な文脈で使われがち、本人も具体的に理解していないのに分かったつもりになってしまう、このバイアスは良くない。もっと具体化を進める方向に修正すべき
バイアス
(移動先のイベントがもう直ぐ始まるので忘れないように書いておくと、当初状態遷移の設計をどう修正したらいいだろうって相談だったのだが、そもそも今の状態遷移自体に改善の必要性が見つかったので、数年前に書いたのをどう修正するかじゃなくて新しいのを作って差し替えるのの方が良いかもって気持ちになった結論)